＿君色＿工藤大輝＿

9話＿魅力 ページ11

大輝side






貴「よし、はいOKです大輝さん！いってらっしゃい！」



大「ありがとうね、いってきます」



ヘアメイクの担当の人はいつも3人だけとその内の1人は絶対Aちゃんな訳で、



もちろんAちゃん以外にセットしてもらう事もあるけど今日の撮影はAちゃんだった






今日もまた、輝かしい笑顔。


つられて俺まで笑ってしまう。







・







カ「…はいOK！じゃあ次もっとリラックスして！」



カメラマンさんの指示に、雄大はなぜか変顔






大「それ全然リラックスなってないから笑笑」


想「雄大くんそれ逆に顔硬めですよ笑」



雄「これが僕のリラックスです(キメ顔」




全「笑笑笑笑笑」


徹「雄大おもしろいなあー笑笑」




カ「いいですねー笑……はいOKでーす！」



一旦全員下がって、次は個人撮影になった。






遠くでスタッフさん数人と颯に囲まれてるAちゃんがいた。






いつもと同じく笑ってる。



もうあそこまで安定の笑顔だともはや営業用スマイルとしか思えない





……若干、疲れてそうだな。







そんな事思ってたらスタッフさん達の間から一瞬目が合った





と思ったら俺しか見えない早さでものすごい嫌そうな顔をして、またいつもの笑顔になった。





大「…ふっ…笑」






やっぱり慣れてても男にあんなハーレムみたいになるのは嫌なんだ。笑





多分今のを見えてたのは俺しかいない




そんな中颯はちゃっかり隣をキープしてる。
行動速いなあ。







10分くらいして俺の番が来て撮影を終わらせたらもうハーレムの円陣はなくなってて、





代わりにその中心にいたAちゃんが声をかけてきた





貴「大輝さんお疲れ様です(ﾆｺｯ」



大「うっわ笑顔ですねえ笑さっきあんなに変な顔してたのに笑」



貴「気づきました？だってあんなデレデレされたら気持ち悪いんですよ！こっちは！」





こうやって、ちょっと性格悪い所も見せてくれるから少しだけ期待してしまうんですよAさん






あなた自分の魅力わかってますか？







貴「たーいきさーーん？」




大「ん？あ、ごめんぼーっとしてたわ笑」




貴「話戻しますが、明日の夜ご飯行きませんかー？って笑」



……え？ご飯？Aちゃんから誘ってきた？いま？



大「…いきたい、いこ！」




彼女からは絶対言わなそうな言葉が出た事にまずびっくりした

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