【刀剣乱舞】じいちゃんの部屋が時空を超えそう

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カナside






結局、台所をくまなく探したが、地下倉庫への入り口は見つからなかった。








じいちゃんは「床をよく見ればわかる」って言ってたのに。








明日こんのすけにじいちゃんグッズを持ってきてもらうため、政府にメールを送り、スマホの電源を落とす。








全然眠気は起きないけれど、そろそろ帰りますか。








台所の電気を消し、提灯の明かりを頼りに進む。








一寸先は闇とはよく言ったもので、今誰かに会ったら叫ぶかもしれない。








久しぶりの発声が悲鳴とか笑えない。









そろりそろりと足を踏み出し、提灯で足元を照らす。








時折強い風がフードを揺らし、そして、今、一際強い風が提灯の灯を消した。







静まり返った世界に耳が痛くなる。








月は雲で隠れていて明かりがなく、隣に並ぶ部屋からも光は漏れ出てはこない。









ゾワリと肌が泡立つ。








遠い昔を思い出す。








決して遠くはないのに、遠くにやりたい過去を呼ぶ。








駄目、ダメだダメに決まってる。









声を抑えろ、息を殺せ、見つかるな、逃げろ、捕まったら









「……あの、」









まっくら

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