【刀剣乱舞】じいちゃんの部屋が時空を超えそう

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カナside






首を横に振り続けている俺を見て困惑した様子の燭台切と、気にせずに話を進めていく薬研。







いや、気にしろよ。







「なんだ？見習いは旦那の料理は食えねえのか？」








そんな聞き方すんなよ、食細いから誰の料理も食べられません。









コクコクと頷くと、意外そうな顔をした薬研と面白いくらいに気を落とした燭台切。








そしてその光景を楽しめない俺は心の火山が噴火するレベルでパニクっていた。









(えーーーーーだって聞かれたことに答えただけじゃん！？そもそもホワイトボード持つ暇もなく突っ走った薬研が悪いよな！？)









どうにか伝えられないかと書くものを探して辺りを見回し、結果人のものを使うのはよくないと判断して庭に降りた。








「どうした？」








「”食が細いから食べられません”」








地面にデカデカと書けば、ホッとした表情をする燭台切。








なんでホッとしたのかさっぱり分からない。









「そっか。
じゃあ君も1日2食かな？」








「”朝昼は水とかで夜にうどんくらいの食事量です”」








「まさかの一食か……」








「せめて2食は食べよう？」








地面に文字を書く俺の手元を覗き込むように2人が近づいてくる。








やめてほしい……。









ずるずると横に移動し、他人様からの意見には逆らわない、逆らえない精神を発揮した俺ははい、と書き、燭台切の満足そうな笑みを受け取った。








「そうと決まれば早速作ろうか。
いきなりちゃんとしたご飯は厳しいからスープにしようね」









お母さんかお前は。








そう突っ込みたくなるようなことを言いながら、何処かへいく彼とは反対方向へいく。








なんでって？









……ホワイトボード取りに行くんだよ。

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