【刀剣乱舞】じいちゃんの部屋が時空を超えそう

次回予告 ページ50

真っ暗な空間がこの先にはあるのだろうか。





そう思うだけで心臓が掴まれるようだ。







あの声も姿も、何もかもを溶かしてしまう空間が人の心をどれだけ壊すのか、それを身を以て体験したことのある奴は何人いるのだろう。








一色しかない部屋に放り込まれた人は壊れてしまうと言うけれど、それなら俺はどこか壊れてしまったのだろうか。









冷や汗が背中をつたってシャツを濡らす中、重い空気が揺れた。









ひとつ、無味無臭の希望的観測








喋りたくない、そう伝えた彼を責めたのは僕の知らない人間だった。







トウケンダンシだなんて物の話を強請る口から声以外のものばかりが吐き出される様は僕には想像できなかったけれど、維人も、彼も楽しそうだったから。






僕以外の誰かに全てを託して目を閉じた。







に、愛しい世界の滅亡論









ブラック本丸になる事だけが気がかりだった。






担当の役人や刀剣たちには申し訳ないが、少しばかり好き勝手やってもいいだろう？






頼んだぞ、頼もしいこの本丸の初期刀、初鍛刀。








さん、死者に送る死亡診断書

この小説の続きへ→←市野46

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す