じゅうなな ページ18
篠の雪side
小夜、という子と歌仙が話している。
そんな中、俺は懐かしい気配を感じていた。
そう、これはお化け屋敷の意味を取り違えてお化け役と戦おうとする好戦的な人の気配だ。
俺が巻き込まれないといいなー、と思っていると、どちらかといえばお化け寄りの化け物が庭の茂みに隠れていて、それが弓矢を構えていることに気がついた。
……イエスドッキリ？
俺たちが今いるのは縁側。
隣にある部屋は昨日案内された大きな部屋で、中からは話し声が聞こえる。
うーん、やっぱりドッキリかな？
そんな呑気なことを考えていると、小夜から緊迫した雰囲気を醸し出したものだから反射的に動いてしまった。
他の奴らも巻き込んでやる！と思い、誰もいませんよーに！と祈りながら小夜を襖の方に突き飛ばす。
そして歌仙を庇うように腕を突き出し、ドッキリ仕掛け人の方を、見た。
「い゛っ！？」
仕掛け人を見ようとしたら何故か俺に向かって、というか俺の後ろにいる歌仙に向かって飛んでくる弓矢が見えるし、それが右腕に刺さるし、思考はついていけてないのに心は勝手に怒り狂ってるし
はぁ……
もうどうにでもなってしまえ。
魂だけ別の人に入っちゃってても異世界転生してようと呪われてようとなんでもいいから、心の準備はテキトーにしておくからさ、だから、
誰かさんのために叫んであげようじゃないか。
「テメェ、俺の弟を狙うとかいい度胸してんじゃねーか」
刺さった矢を引き抜き、怒りに身を任せて走り出す。
「後悔させてやるよ」
相手が右手で刀を持って抜き、大きく振りかぶる。
遅いのにそんな大振りじゃ当たるもんも当たらないぞ？
よっ、と刀を避けて右腕に横から蹴りを入れて刀を離させる。
そして目の前に落ちた武器を持ち上げ、口角をあげた。
「一度で終わらせる」
刀なんて一度もない持ったことはないのに、少しの違和感はあるものの不思議なほど手に馴染んだ。
宣言通り一振りしただけで首が飛び、俺にも血飛沫がかかる。
臭い！そしてホラー！
お化け屋敷に勤めていると言ってもそこまでホラー耐性強くないんだよ！
まったくもう、と呟きながら蛇口を探して辺りを見回した。
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春霖(プロフ) - 杏梨さん» すいません！直させて頂きました！教えて頂きありがとうございます！ (2017年8月23日 18時) (
レス) id: 20a4380b24 (このIDを非表示/違反報告)
杏梨(プロフ) - にじゅうきゅうわで、光忠が三津田になってますよー？ (2017年8月23日 18時) (レス) id: 478f0daf54 (このIDを非表示/違反報告)
春霖(プロフ) - Knightsを護る騎士でいたかった さん» 教えて頂きありがとうございます！ (2017年8月15日 16時) (レス) id: 20a4380b24 (このIDを非表示/違反報告)
Knightsを護る騎士でいたかった - 春霖さん» にじゅうななで「このまま」が「このまあま」になってますよ〜 (2017年8月15日 15時) (レス) id: 2f00a5668f (このIDを非表示/違反報告)
春霖(プロフ) - もやしさん» ありがとうございます！更新頑張らせて頂きます！ (2017年8月11日 15時) (レス) id: 20a4380b24 (このIDを非表示/違反報告)
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