最終話 ページ47
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嘘だ、嘘だと
うわ言の様に繰り返している
それでも、皆は冷たい視線で彼女を見る
「今日から部活来なくていいからね。この後の練習もしーなちゃん一人に仕事してもらうから」
大変だろうけど、よろしくな
優しく話しかけてくれた花巻さん
それに私は頷き返事をする
すると満足そうに笑った
「例え反省したとしても、しーなちゃんが許したとしても。
俺らはもう、君の入部を許可しないから。それは覚えといてね
あと、今後一切バレー部と関わらないで」
それだけ言い残して、及川さんは智香ちゃんに背を向け去って行く
岩泉先輩は、一度智香ちゃんを睨んでから、何も言わず及川さんの後を追った
「見損なったぞ、智香」
「…これからあまり話しかけないでね」
金田一君と英君の言葉に目を見開く智香ちゃん
「な、何言ってるの…??私は悪くないんだよ??一静先輩もそう思いますよねっ??」
「……お前のこと信じてたのに、残念だわ。じゃあな。いくぞ。花、しーな」
一人、また一人と智香ちゃんに背を向ける
私は、花巻先輩に背を押され、体育館へと向かった
後ろで泣き叫ぶ声が聞こえても、誰も振り向きもしなかった
「そんな嘘よ…いやっ、いやああああああ!!」
体育館に入ると気まずい雰囲気が流れていた
スタメンメンバーだけが、体育館にいて、そのほかの人はまだ来ていなかった
智香ちゃんが辞めてくれたことで、また前みたいに
皆で帰ったり、お話したり、遊びに行ったり、ご飯を一緒に食べたり
皆といる時間が増えることは素直に嬉しかった
それでも、気持ち悪い感情は
心の奥底で、渦巻くばかり
「しーなちゃん」
俯いていた顔を上げると、皆がこっちを見ていた
さっきのような、怖い表情ではなく柔らかな表情
それをみて、少し心が和らいだ
「今までごめん…こんなことが起きないように俺らが守るよ」
悲しそうな表情で語りかけてくる
だから
そう言い続けると、及川先輩の表情は笑顔に変わる
「これからもよろしくね!!」
すると、皆は笑顔で声をかけてくれた
人の笑顔って
こんなにも輝いて見えるんだ
キラキラしてて…ピカピカしてて
今までの不安、恐怖、苛立ち
すべて吹き飛んでく
そんな皆に負けないよう精一杯の笑顔で応える
「もちろんですっ!!」
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皐月(プロフ) - 蓮華さん» はい！ (2017年1月11日 18時) (
レス) id: 3b87b48c80 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - 皐月さん» 頑張ってくださいね！応援してます (2017年1月11日 18時) (レス) id: 0dcb8d2083 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 蓮華さん» ありがとうございます(´；ω；｀) (2017年1月11日 18時) (レス) id: 3b87b48c80 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - 皐月さん» 変換間違えかな？って思ってたので大丈夫です！間違いはよくありますから！はい！新作楽しみに待ってます！ (2017年1月11日 18時) (レス) id: 0dcb8d2083 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 蓮華さん» すいません！前回の返信では、自信を地震と変換してしまいました…申し訳ありません！ ありがとうございます！新作が出た時はよろしくお願い致します！ (2017年1月11日 18時) (レス) id: 3b87b48c80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2016年11月1日 17時
