40 ページ43
・
次の日の朝
智香ちゃんはむきになったのか
私よりも圧倒的に早く来て準備をしていた
「今日、すごい早いね。私結構早く来たつもりだったんだけど」
「別に、たまたまですよ」
この子…
もう一回ボイスレコーダー使ってやろうか!!
どうやら、残った仕事は二軍のドリンクを作るのみになっていた
「どうして、二軍の人達のドリンク作らないの??」
「だって、量多いし大変なんですもん」
「それを私にやらせると」
思わず口に出てしまったが
智香ちゃんはいつものように澄ました顔で
ダメなんですか??
と言って、体育館倉庫に行った
生意気度が、前よりも上がってる気がする…
あと、口悪度
でも、この変わりよう…
相当私に腹が立っていると予想
少し煽ったら、すぐに殴りかかってきそうだよね
うん…上手くいけそうだよ
―――――――――――
選手が次々と入って来る
やはり、ほとんどの人は練習開始時間の30分前ぐらいには来て
自主練をしたり準備運動を先にしている
仕事も終わり、ただその風景を見ているときに
国見くんが珍しく話しかけてきた
「A先輩」
「あ、国見く……ん??」
今、名前で呼んだような…
不思議に思ってると、国見君は頬を手でかき言う
「あぁ、やっぱりダメですかね。名前呼び」
「全然大丈夫だけど…なんか、初めて部員に名前で呼ばれたから」
「そうですか、俺が一番ってことですね」
誤解を生むような言い方をするの辞めてほしい
そう思っていたけど、何となく理由がわかった
「じゃあ、私も英君って呼ぼうかな」
「そうしてください。A先輩」
「何回も言わなくていいから」
私たちの会話を不満そうに見ている１人の顔が視界に入る
その子にニコリと笑うと、一気に顔が歪んでいく
でも、そんなに表に出しちゃだめだよ
彼女の歪んだ顔を、不審そうに見ている１人の顔を見てそう思う
「智香、何先輩睨んでんだよ」
ほらね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1427人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
皐月(プロフ) - 蓮華さん» はい！ (2017年1月11日 18時) (
レス) id: 3b87b48c80 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - 皐月さん» 頑張ってくださいね！応援してます (2017年1月11日 18時) (レス) id: 0dcb8d2083 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 蓮華さん» ありがとうございます(´；ω；｀) (2017年1月11日 18時) (レス) id: 3b87b48c80 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - 皐月さん» 変換間違えかな？って思ってたので大丈夫です！間違いはよくありますから！はい！新作楽しみに待ってます！ (2017年1月11日 18時) (レス) id: 0dcb8d2083 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 蓮華さん» すいません！前回の返信では、自信を地震と変換してしまいました…申し訳ありません！ ありがとうございます！新作が出た時はよろしくお願い致します！ (2017年1月11日 18時) (レス) id: 3b87b48c80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：皐月 | 作成日時：2016年11月1日 17時
