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『…貴ちゃん??』






彼女は確かにそう言った

その言葉を聞いた途端、体がざわつくのがわかった




それがなんか気持ち悪くて

貴ちゃんとは誰なのか智香ちゃんに聞こうと思ったけど



彼女はもう隣にいなかった






「え」






もう一度、入り口のほうに目線を移すと

嬉しそうに花巻さんに抱きついている、智香ちゃんの姿が見えた






「久しぶり!!やっぱり貴ちゃんだったんだね!!」

「おうおう。相変わらず小っちゃいなぁ〜」







花巻さん??


あ、そう言えば、花巻さんの名前は貴大だった

だから貴ちゃんか


でも、あの時感じた気持ち悪いあの感情はなんだろう

何か悪いことがあるような


そんな、変な感じ



 


「あ、しーな!!準備ありがとな!!」

「いえー。花巻さんも頑張ってくださいね」

「ほいほーい。今日もよろしくな」





そう言って、智香ちゃんを体から離して練習を始めた花巻さん


そして智香ちゃんはこっちに走ってくる

その表情はとても嬉しそうだった






「まさか、貴ちゃんが同じ学校だったなんて!!それに同じ部活!!入ってよかった!!」

「そっか、よかったね」

「はい!!……あの」





元気に返事した後、急に小さな声で話しかけてくる

それに、花巻さんに聞かれたくないのか若干距離も近い





「ど、どうしたの」





少しおびえながら聞くと



智香ちゃんは、私の思った反応とは全く違い

顔を赤くして聞いてきた







「た、貴ちゃんと…つつつ付き合ったりとかは!?」



 


思わず間抜けな声を出して、彼女の顔を凝視してしまった







「や、やっぱりそうなんですねっ!!」

「いやいやいやいや!!ちょっと待って!!違う違う」

「否定しなかったじゃないですかあああ!!」

「違くて!!驚いちゃっただけだよ。その私とあの人はそう言うのじゃないから」



 



小さめに智香ちゃんに言うと

明らかに嬉しそうな顔をして頷いていた



花巻さんのこと好きなんだ






「そっかーそっかそっか〜!!」

「え、えぇ!!なんですかその顔!!」





小さいころから好きだったって感じかな??


智香ちゃんがかわいくて


私は、浮かれていた


 
 




 




「……良かった、貴ちゃんが他の子にとられるなんて嫌だもんね」







こんなことを言っているとは知らずに

ただ、ただ


浮かれていた

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皐月(プロフ) - 蓮華さん» はい! (2017年1月11日 18時) (レス) id: 3b87b48c80 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - 皐月さん» 頑張ってくださいね!応援してます (2017年1月11日 18時) (レス) id: 0dcb8d2083 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 蓮華さん» ありがとうございます(´;ω;`) (2017年1月11日 18時) (レス) id: 3b87b48c80 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - 皐月さん» 変換間違えかな?って思ってたので大丈夫です!間違いはよくありますから!はい!新作楽しみに待ってます! (2017年1月11日 18時) (レス) id: 0dcb8d2083 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 蓮華さん» すいません!前回の返信では、自信を地震と変換してしまいました…申し訳ありません! ありがとうございます!新作が出た時はよろしくお願い致します! (2017年1月11日 18時) (レス) id: 3b87b48c80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皐月 | 作成日時:2016年11月1日 17時

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