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及川side





凄く納得がいかない


どうして、智香ちゃんのことを許したんだろう



正直、俺は智香ちゃんが話しかけてきた時

「何か起こる」そう瞬時に判断し、辞めさせる覚悟で話を聞いていた



案の定、智香ちゃんが自作自演をし

しーなちゃんのことを、散々責めるような言い方をしていた




「先輩は黙っててください!!」
「先輩が悪いんでしょう!?」





聞いてて、いい気がしないことばっか


すぐに、辞めさせたかった

けど、彼女は大丈夫だと優しく笑った



それでも、俺らと仲がいいしーなちゃんに勝手に嫉妬し追い出そうとした

その事実は変わらない


この先、どんなに謝ろうとその点については許すつもりはないよ






――――――――




「はあ、まさかこんなことになるとはな」




静まり返った、部室でマッキーが呟く

部室には、三年生しか残っていない





「うん、そうだね…」

「どうも腑に落ちねぇ気分だわ」

「まあ、今日みたいなことがねぇようにしないとな」





椎名のためにも


そう言って、バックの中を整理する岩ちゃん



そうだよね…


こんなことするような子なんだ

一回や二回じゃ、すまないかも





「それにしても、証拠があったんならさっさと出せばよかったのにな」

「確かにそうだよね」



まっつんは、未だに話さず黙っていたため

三人でどうしてだろうと、考えていると

まっつんが口を開く




「智香が全部邪魔してたんだよ」

「え??」

「及川が、証拠出せって言った時。あいつがすぐに、正直に話せって言ってたろ」




そう言えばそうだったけなぁ


曖昧な記憶の中、その時のことを一生懸命思い出す





「それにしても、よく覚えてんな。お前一番智香のこと心配してたじゃん」




眉を下げる、まっつん




「後半になっていくにつれて、薄々は…な」

「そうなのか。俺は全然だ」

「岩ちゃん……」




思わず苦笑いをする





「まあ、だからと言っていきなり嫌いになるのも無理だしなー」

「マジか。俺、結構印象変わったけど」

「俺も!!」

「俺は、微妙だわ」





どうやら、俺とマッキーは智香ちゃんのこと苦手組で

岩ちゃんとまっつんは、よくわからない組みたい


でも、岩ちゃんとまっつんも

昔のことよくよく思い返してみれば


絶対、智香ちゃんの見方が変わると思う




また、問題を起こさないように守らないと





そう一人で気合を入れるのであった

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皐月(プロフ) - 蓮華さん» はい! (2017年1月11日 18時) (レス) id: 3b87b48c80 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - 皐月さん» 頑張ってくださいね!応援してます (2017年1月11日 18時) (レス) id: 0dcb8d2083 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 蓮華さん» ありがとうございます(´;ω;`) (2017年1月11日 18時) (レス) id: 3b87b48c80 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - 皐月さん» 変換間違えかな?って思ってたので大丈夫です!間違いはよくありますから!はい!新作楽しみに待ってます! (2017年1月11日 18時) (レス) id: 0dcb8d2083 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 蓮華さん» すいません!前回の返信では、自信を地震と変換してしまいました…申し訳ありません! ありがとうございます!新作が出た時はよろしくお願い致します! (2017年1月11日 18時) (レス) id: 3b87b48c80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皐月 | 作成日時:2016年11月1日 17時

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