調子に乗らないでよ【悪女主】

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「しーな、智香泣いてるだろ。謝ってやれよ」





松川さんは私と目が合うと

冷たく言ってくる





「智香ちゃんはどうして泣いてるんですか??

　そこから説明してくれないと、何に対して謝ればいいのかわからないです」





智香ちゃんと松川さんのほうに向かう

それに続くように岩泉先輩もこっちに来た





「わからないって…お前が一番わかってんじゃねぇの??」

「??さあ??」






素直に言って、首をかしげると

松川さんは、一度智香ちゃんのほうを見る





「智香、顔見せてやれ」

「ｸﾞｽｯ……はい…」




そういって、顔を上げた彼女の頬は

微妙に赤くなっていた


それに気づいた岩泉先輩は指をさしていった




「智香。顏赤くなってっぞ」

「そうだよ。しーなが、智香を叩いたんだ」





周りの皆は目を見開く

当然、私もだ




なにそれ

それ、自分で叩いたやつなんじゃないの


花巻さんと仲良くしてるのが気に食わなかっただけで

そんなことしないでよ……






「あ、あはは。嘘だよね??しーなちゃんそんな酷いことしないよ??」

「それだったら、智香が自作自演する理由もないだろ」






歯切れ悪く返事をしている及川さん


自作自演する理由がない??

いやいや



ありありですよ


内心腹がったっているけどそれを、面で出さないように落ち着いて話す





「私叩いてないよ??」

「う、嘘つかないでください!!目障りだって…1年のくせに生意気だって!!」





それだけ言って、また泣き出す


卑怯だ

私嘘泣きなんて出来ないし!!





「いや、本当に私何もしてないんだけど」

「でも、泣いてるわけだしな…心当たりないだけかもしれねぇぞ。一応謝っとけよ」






岩泉先輩の言葉にむっとする

心当たりも何も

本当に何もしてないのに……


ふん、まあいいや

ここは私が身を引いてあげよう




「そうですね…ごめんね、智香ちゃん」




肩を少しびくつかせて、コクリと頷いた


これで一件落着だ





と





「……なぁ」






思ってたかったんだけどなぁ





「もしかして＿＿＿」








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順位や、多くの評価、お気に入り等ありがとうございます!!

今日テストだったので、早く帰ってきました。←

それで、占いツクールを開いたら多くの通知が来ていたので驚きましたが

過去最高5位と殿堂入りをしてるのをみてさらに驚きました!!


これからも応援よろしくお願いします!!

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