何故か《ハイキュー》の王様(影山)に成り代わりました【男主】

中学生になりました4 ページ10

………


中学に入学して三日目が過ぎた

あれから金田一は俺の背後に居ることが多くなった



朝、学校に向かって歩いているといつのまにか俺の背後に居る

学校に居るときは席的に常に俺の背後に居る

帰るときも俺の背後に居て、家に着くと向こうも居なくなる



本人に聞いてみても顔を真っ赤にして否定してくるだけなのでそれ以上は何も聞けなかった



翔陽に相談したら、何かされたら俺に言えよ!と珍しく真剣な顔で言ってきたので不覚にもキュンとしてしまった



そういえば今日から部活の体験入部が出来るとのことでみんなどの部活に入るかなど盛り上がっている




｢影山くんはどの部活入るの?やっぱり家庭科部?｣

｢影山くん、家庭科部入るの?なら私も入っちゃおうかな〜｣

｢あ、私も入る!｣

｢あんたの場合は影山くんの料理が食べたいだけでしょ〜｣



いや、盛り上がってるところ悪いけど……



『俺、バレー部に入るつもりだから』




しーーーん

え、なんでみんな静まり返ってんの?




｢え、なんで!?影山くん、家庭科部入らないの!?｣

｢影山くんに料理教えてもらおうともってたのに!!｣

｢じゃあもう俺たちにお菓子を作ってきてくれないのか!?｣

｢なんでよりによってバレー部なんだよ…｣

勇｢よっしゃ!｣



ん?今、よっしゃて言ったやついなかったか?







｢小学校じゃ、家庭科クラブに入ってたから中学でもそうなのかな〜って思ってたのに｣



そういえば、クラブでお菓子を作ってはよくクラスの奴らに配っていたな

今、ブーイングしたのはそいつらか…





『そうか、期待させた悪かったな…お菓子くらいならまた作ってくるからさ』


｢それならいいけど…｣

｢もしかして影山くん、主夫やめちゃうのかと思って焦っちゃっただけだし…｣

｢あ、俺も思った｣



…………主夫になったつもりは無いんだけど……とりあえず、みんなが納得してくれたなら別に良いし…



その後、バレー部向かっていると家庭科部の部長にバレー部と兼部でもいいからと入部届けを廊下で書かされた

まだ体験入部もしてないのに…

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