何故か《ハイキュー》の王様(影山)に成り代わりました【男主】

中学生になりました14 ページ26

…



『ゲホッ……』


総体が始まってから、北川第一は勝ち続けた

流石と言うべきか……及川さんと一さんの阿吽の呼吸コンビに敵うモノは殆どいなかった

俺もソワソワしながら待ってたが、結局出番は来なかった…


まあ、当然か…俺が居なくとも先輩たちは強いわけだし…と気が緩んだせいか、俺は風邪をひいた

しかも、牛島さんの中学とうち(北川第一)が試合をする大事な日に



くそっ……よりにもよってこんな大事な日に風邪をひくなんて

今朝、体温を測ったら38度代だったので気合いで行こうとしたのだが母さんに見つかりベットに投げられた

脱走しようとした奴が言えたことじゃないが、乱暴にしないでほしい



そしてベットの上でグルグル巻きにされながら、放置されること約四時間

お昼になり仕事に行った母さんが一時的帰宅、お粥と薬を用意して俺の部屋に来た




母｢はい、お粥と薬｣

『母さん…………紐を外してくれないと食えない』



すっかり忘れていたと言って母さんは紐を外してくれた

用意して貰ったお粥を食べる前に熱を測ると39度代、自分が思ってたよりも熱があってびっくり



母｢あー、これからもっと熱が上がりそうね……この指、いくつに見える?｣

『そんなこと言って俺が騙されるわけないだろ、五本だ』

母｢残念、一本でした｣

『………………』



今のはわざとボケただけだ

決して、風邪のせいではない




母｢そんだけ、意識がイッちゃってるなら脱走も出来ないでしょう｣

『いや、行ける!今日は大事な試合だから行かないと!』

母｢そんな壁に貼ってあるバレーボール選手のポスターに断言されても説得力無いわよ、母さんそんなにムキムキじゃないでしょ?｣


あっ、急に立ち上がったから立ち眩みが…



母｢とにかく今日は大人しくしているのよ?｣



そういうと母さんは再び仕事に行ってしまった

はぁ……寝よ

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