何故か《ハイキュー》の王様(影山)に成り代わりました【男主】

中学生になりました8.5 ページ17

[及川徹視点]



今日から一年生も交えた部活動が始まる

うち(北川第一)はバレーじゃ割りと強豪の部類に入るから練習も厳しい

最初は数十人と入ってくるけど、二週間経てば半分まで人数が減る


今年は何人残るかな?なんて考えていると、一年生の中に一人だけ……他とはどこか違う雰囲気の奴がいた


影山A

よく分からなかったけど、こいつだけは異質だと思った


自己紹介の時、こいつは自分は初心者だと言った

だけど、練習試合の時のあの目付きと威圧感

そして初心者とは思えないほど的確なトス



末恐ろしい……少しでも気を許せば足元を掬われる…

俺は恐怖した


こいつが目指すポジションはセッター

俺と同じセッター


このままじゃ、こいつにセッターのポジションを奪われる……そう思った


だから、こいつに少しの嫌味を込めて話し掛けた

向こうは俺の嫌味に気付いているようだが、なんでもないよな顔をしている

ムカつく……



そんなこと考えてたら、サーブ教えてくださいなんて俺に詰め寄ってきた

正直、意味がわからなかった

取り合えず、俺はあいつから逃げた

それでもあいつは追いかけてくる


しかもボールを構えながら

最終的にこの鬼ごっこは俺が転んだことで終了した


マジであいつだけは許さない、いつか泣かす

と心に誓った

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