今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:427 hit
小｜中｜大
＃３ ページ4
カラ松side
カラ松「ﾌｩ…」
疲れた。今日は六時間授業。
そして最後の授業が六時間目で、女子に囲まれていて、受け答えするのも、意外と大変だ。
と、C組の教室を覗いて見れば、
寝ている人がいた。
放課後になったからな…近づくとそいつは、
”狐“だった。
いつからその名前がついたかは知らないが、
本名は狐松A。松野達とつるんでいる…まぁ、俺も松野だが。
どんなガラの悪いやつかと思ったが、写真を見たとき、きれいだと思った。
まぁ、起こさなければいけないので声を掛ける。何度も掛けているとやがて起き上がり、俺を見て目を見開く。
カラ松「お、起きたか。驚かせてすまない。もう放課後だぞ？」
A「…………」
黙って教室を出ていこうとする。
今逃したら、もう話せない。
直感的にそう感じた俺は、思わず彼の手をつかんでしまった。
A「……………」
何も言葉は発さず、黙って俺を見つめてくる透き通った橙色の瞳。
が、それは明らかに“敵“に向けたような目だった。
カラ松「お前、少し授業を受けてみないか？もしかしたら、楽しいかも知れないぞ？」
本当のことだった。俺の授業に出てほしい。
だが、そんな願いは叶わず、腕を振り払って教室を出てしまった。
少し、目をかけてみるか
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←＃２
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
