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＿＿妹？
私がどうかしただろうか？
校門前の時計を見る。
教室を出てからもう10分が経ってしまっていた。
そろそろ話しかけた方がいいよね……
「A」
「うえっ」
私が焦凍にぃに声をかけようとしたのに、先を越されてしまった。
驚いて、思わず変な声が漏れる。
というか焦凍にぃ、実は私がいることずっと前から気づいたでしょ？
「焦凍にぃ、気づいてた？」
「当たり前だろ……行こう」
焦凍にぃは私の手を引いて学校の外へ歩き出す。
ふと同級生が気になり、後ろを振り返る。
「見るな」
焦凍にぃにぐいっと引っ張られて、少ししか見えなかったけど。
この時私は、彼女にすごく睨まれていた。
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作者名：emiria | 作成日時：2021年6月12日 17時
