どう思ってるんですか？�� ページ34
Aside
「羽衣紫」
「はい」
「よく聞け」
「……はい」
……何なんだろう。
冨岡さんの、まっすぐすぎる視線が、痛いくらいに擽ったい。
でもその瞳には一体何を宿しているのか分からなくて。
私は生唾をゴクリと飲み込んだ。
「お前が次に夜の営業に出た時、お前は必ず襲われる。」
「……え？」
襲われる？ 夜の営業に出た時に？
……それは大変だ。
しっかり、身を守るものを装備しないと。
「……わかりました。教えてくれて、ありがとうございます。」
「……ああ」
「私、護身術も少しやってるので……ちょっとだけですけど。なので、装備もしっかり整えておきますね。」
「……は？」
何を言っているんだ、とでも言いたげな冨岡さん。
口が半開きになっていて、茫然としている。
「羽衣紫、お前は一体何を……？」
「え、私、襲われるんですよね？……だったら、小さな刃物くらいは仕込んでおいた方がいいかなー……って思ったり、思わなかった、り……？」
やばい、何を言ってるんだ、私は。
開いた口がふさがらないというのは、今の冨岡さんのこと。
いやでも、襲われるって、命を狙われるってことでしょ？
だったら、そのくらいしても……
「襲われるの意味、解ってるのか？」
「ええ、はい……。命を狙われるってことですよね？何でかはわからないんですけど……」
え、どうしたんですか、冨岡さん。
なんでそんな大きなため息をつくんですか？ なんでしゃがんだんですか？
「と……冨岡さん……？」
「……………」
……何なんだろう、何か間違えた？
「……羽衣紫」
「はい」
私の足元のしゃがんだ冨岡さんが、下からチマッと見上げてくる。
「次の夜の営業に出るときは必ず俺に教えてくれ。あと……絶対に店の外に出るな。」
「……え？なん「いいから。この二つはちゃんと守れ」
「……わ、わかりました」
……今日の冨岡さん、なんだかちょっと積極的？
そんなことを思っていると、冨岡さんはスックと立ち上がり、微笑んでこう言った。
「行くぞ」
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emiria(プロフ) - にゃんこさん» 冨岡さんがなんでも可愛く見えるその気持ち……めっちゃわかります！ (2020年4月12日 8時) (
レス) id: ecee6d7503 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - いや冨岡さん夢主心配してるの可愛すぎな(冨岡さんならなんでも可愛く見える病) (2020年4月11日 23時) (レス) id: 0a811b028f (このIDを非表示/違反報告)
emiria(プロフ) - レインさん» いえいえ、こちらこそ光栄です！ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2020年4月11日 8時) (レス) id: ecee6d7503 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - emiriaさん» 返信ありがとうございます！そんな、emiria様に見ていただけてるなんて光栄です！更新楽しみにしてますね！ (2020年4月11日 0時) (レス) id: 4daac51231 (このIDを非表示/違反報告)
emiria(プロフ) - レインさん» ありがとうございます！！！私もレインさんの作品を、いつも楽しく読ませていただいてます！レインさんも、無理のないように更新頑張ってください！！ (2020年4月10日 18時) (レス) id: ecee6d7503 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：emiria | 作成日時：2020年4月4日 21時
