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いや、結構気になられた……！ ページ8
『あ、自己紹介まだだったね。私、恋病A。名字嫌いだからAでいいよ。
よろしくね。』
「そ、俺は心操人使。好きに呼んでいいから。よろしく、Aさん。」
『さん、かぁ……ま、いっか！よろしく、心操くん。』
「ﾆｬ」
三毛猫もよろしく、と短く返事をしたように聞こえた。
「……AさんはA組だよね。入学式とかガイダンスの時どこ行ってたの？」
『ああそれね、担任が個性把握テストやるって言うから、グラウンドに出てた。』
「個性把握テスト？」
『そそ、個性を使った体力テストだよ。』
心操くんは、ふぅん、と相槌をうった。
興味無さげだね。
「で、結果はどうだったの？」
『いや、聞かないで……！』
いや、結構気になられた……！
「……そんなに酷かった？」
『……うう……はい、まあ、その……最下位、です。』
「えっ。」
酷い！そんなに驚かなくて良くないですか！？
そりゃ最下位だよ？
だからってさあ、なんで雄英高校受かったんだろうこの人、みたいな目で見なくてもいいじゃん！？
「……個性使ったんだよね……？」
個性使った事も疑われてる！？
酷いよ心操くん！(ドロ■兵長風)←
「Aさんは、どんな個性なの？」
『……恋煩いって言ってね、それはまあ理不尽な個性なのですよ、心操くん。』
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作者名：まち | 作成日時：2018年3月30日 8時
