【コラソン】光と闇の亀裂3 夏姫さんリク ページ5
*
目を覚ましたら、俺の手を握り締め俺の上にもたれ掛かっている姉さんの姿があった。
「姉さん…？」
ゆっくりと身体を起こしながら話しかけると姉さんの身体がグラッと傾きそのまま倒れた。
「姉さん…ｯ!!」
心なしか、姉さんの手がとても冷たい気がする。
そっと首筋に手を当ててみる。…何も感じなかった。つまり、既に息絶えていたのだ。
「嘘だろ…ｯ、姉さん!!なァ、寝てるだけだろ？目を開けてくれ!!」
認めたくなかった。体温の感じられない身体も。力無く俺の腕に支えられていることも。
全部、嘘なのだとこれは夢なんだと思いたかった。
でも、目の前の目を開けてくれない姉さんが、生気の感じられない顔が、
現実だと脳に認識させられる。
「…ｯ頼む…、頼むから…ｯ」
姉さんの身体をｷﾞｭｳと抱き締める。いつもの様に俺の背中に手を回して抱き締め返してくれることはない。涙がとまること無く溢れ続ける。
『ロシー…、泣…な…で…』
微かに、姉さんの声が聞こえた気がした。
『ロシー、泣か…ないで…』
今度は、微かに…でも、しっかりと姉さんの声が聞こえた。
「姉…さん…？」
名前を呼んだ瞬間、半透明だが、俺を抱き締める姉さんが居た。
『ロシー、ごめんなさい。でも、貴方が死.ぬのは耐えられなかった…ｯ』
「ま…さかｯ、俺を生き返らせるために禁術を…ｯ」
そういうと姉さんはｺｸﾘと頷く。
「何で…ｯ、俺なんかの為に…!!」
『ロシー、貴方にはやらなければいけないことがあるの…貴方には助けなければいけない人がいる。…ｯ、時間が無いわ』
そう言った姉さんの身体は徐々に薄くなっていく。
「頼む、姉さん…俺を１人にしねェでくれ…！」
姉さんの身体を抱き締めようと手を動かすが空を切る。
『…ロシー、よく聞いて。私は貴方の傍にいる。どんな時でも。例え、姿形が見えなくても私はずっと貴方の傍で見守っているわ。…愛してる』
そう言うとスーと姉さんの身体が光と共に消えていった。
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Blue - リクエストします！私のリクエストは ルフィー多めでお願いします！ (2017年8月20日 0時) (
レス) id: 872dae7e55 (このIDを非表示/違反報告)
?初夏sora?(プロフ) - イゾウLOVEさん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2017年7月1日 23時) (レス) id: 579c168247 (このIDを非表示/違反報告)
イゾウLOVE - リクエストで「イゾウ」いいですか？ (2017年7月1日 23時) (レス) id: 6d3622490b (このIDを非表示/違反報告)
?初夏sora?(プロフ) - 亜貴さん» リクエストありがとうございます！イチジですか…書いたことがないので口調等が掴めるか分かりませんが頑張ります！ (2017年6月29日 15時) (レス) id: 579c168247 (このIDを非表示/違反報告)
亜貴 - リクエストお願いします！！イチジで、喧嘩→仲直り→甘 お願いします！！更新楽しみにしております！！頑張ってください！！ (2017年6月29日 12時) (レス) id: 38aea223d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初夏LaLa@君恋 | 作成日時：2016年11月27日 21時
