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衝動 #1 ページ29

本拠地へ戻ると、クロロさん、パク、それにフィンクスとフェイタンが加わっていた。

「やっと帰ってきたな」
「ただいま、皆……迷惑かけちゃって本当ごめんなさい」

これでもかと言うぐらい頭を下げるが、誰も何も言わない。不安になり頭を上げると、パクが私を見て微笑んでくれる。

「謝らなくていいのよ、A」
「A、後で巻物を渡すから見てみろ」
「あ、そうだ、巻物……!」

すっかり忘れていたけど、巻物は一体どうなったのか。次はどんな文字が出てきたのか。
そんなことをぼんやり考えているとフィンクスの声が飛んでくる。

「んで? テメェら昨日ヤっ……ってぇ!」

そう言いかけたフィンクスの言葉を途中で遮り、パクが頭を叩く。

「フィンクス、下品よ黙りなさい」
「パクだって気になってるだろ? 俺は皆を代表し」

その言葉で、フィンクスが言おうとした言葉を理解してたちまち顔には熱が篭り、気づいた時には大声で叫んでいた。

「フィンには関係ないでしょ! 放っておいて!」
「んだとテメェ……可愛げのねぇ女だな……」
「ばっ…! 馬鹿じゃないの!? じゃあフィンクスだって、女の子抱いたことあるのか、今ここで発表してみなさいよ!」
「はぁ!? なんで俺がそんな事」
「それと一緒だよ馬鹿! 下世話な事聞いてこないで!」

はぁ……っ、と呼吸が乱れるほど声を荒げフィンクスへ言い返すと、クロロさんの笑い声が静かに響く。

「A、元気そうで安心したよ」
「クロロさん、ありがとうございました。お陰でゆっくり休めました」
「そうか、なら良かったよ」

クロロさんにそう言われ安心し、シャルの方へ振り返ると嬉しそうに笑っている。その顔がまるで子供を見守る母のような、そんな優しさに満ちた笑顔で、酷く安心する。

この笑顔を見る度に心が暖かくなって、身体の内側から愛しさが滲み出てくる。この気持ちを人は“恋”と呼ぶのか、もしかしたらこらが“愛”なのか……答えはまだ出ないけど今はそれでいいや。

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作者名:咲月 | 作成日時:2020年1月8日 0時

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