＊文スト＊『彼等の甘い誘惑受けてみませんか？』

＊フョードル・ドストエフスキー＊『甘美な刺激』椿さんリク ページ38

*









「ん、ふう…ッ、ドスト、エフスキー…さま」









何故このような状況になったのか、其れは数分前に遡る。
ドストエフスキー様が仕事の一休憩だと私を抱き締め、ソファへと座った。









「A、貴女の髪は綺麗ですね」






「あ、有難う御座います」









暫くは、髪を弄られたりギュっと抱き締められたりしているだけだった。
私は、只何と無くドストエフスキー様の頭に手を乗せ、撫でた。彼の髪はふんわりと柔らかく触りが良い。









「…っ」









頭を撫でていた手を掴まれ、押し倒される。行き成りのことで頭が上手く着いていかない。
彼は私の手に己のソレを絡ませて唇を塞いだ。









「ん、ふう…ッ、ドスト、エフスキー…さ、ま」




「…はッ、……」









段々と深くなっていく口付けに声が洩れる。私とドストエフスキー様、二人岳には広すぎる様な空間に厭らしい音が響き、耳から脳へ甘美な刺激となって伝わる。









「ふっ……ん、っ…」









漸く唇を離された時には全身に力が入らなくなっていて、ソファに力無く横たわった。
そんな私に彼は耳元に顔を近付ける。









「此れくらいでくたばるようじゃ此の後持ちませんよ？まだまだ本番は此れからなんですから」







そう云った彼はニヒルな笑みを浮かべていた。









end








ドストさん、初挑戦でした…!至らない所があったらすみません_φ(TдT )

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