おかん、あんな？２

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こんな怒涛の毎日を送っていたのですが、





もちろん、いいことも楽しいこともたくさんありました。





その中でもこの2つ。









「…そっか、そっかぁ……ありがとうございますっ、
ねぇ、だいき？ よかったね？」









この病気に伴う視力低下に対して、





とっても有効な薬が、

日本でも適用されるようになったんです。









「すぐに処方するんで待っててくださいね！！」









元々、視力も含めてかなり目がいい、大毅。





それはゲームをしても、勉強しても維持されてて、

なかなかこの病気になっても落ちてきませんでした。





それが、病気により少しその数値も落ち、

視野も狭くなってきてた時に、この薬が分かったんです。









「はぁ、よかった…」









私の声が届かなくなっても、

私の姿はいつまでも大毅の目に焼き付いている。





大毅は、音もない暗闇に、

1人で置いてけぼりには絶対ならない。





そう思うと、本当に嬉しくて、

もう、たまらないぐらい嬉しくて。









「薬増えちゃったけど、頑張ろうね？」









目が合うたび、大毅に絡みまくってたら、

素直に、ウザがられました。笑









そして、もう1つ。









「おひさしぶりです！」

「こんちわー。」









久しぶりに、流星くんと神ちゃんが、

うちに遊びに来てくれました。









「うわ、また流星くん大っきなったんちゃう？
ほんで、神ちゃんその髪色なにー？ すぐハゲんで？笑」









流星くんは、美容師になるための専門学校へ進学し、

事故が原因で1学年下の神ちゃんは、

大学へ進学するために猛勉強中の頃。









「でも、こうみえて、180ぐらいしかないですよ？」

「うわ、それ俺にケンカ売ってるやん。笑
髪は何となく変えたくなって。 あ、でも、
あの頃みたいに嫌気がさしたわけじゃないんで！」









実は、この2人が来てくれたのは、

この時が1年ぶりでした。





水族館に行った年の次の年にも、

1度、望の高校合格を祝いに来てくれたんです。





ゆうて、そして誰もがサッカー部に所属し、

流星くんの後輩になるものだと思っていたら、

あれですよ。笑





部活決めが終わったとき、望がいなかったから、

流星くん、わざわさ連絡くれたんです。





望ってほんまにうちの高校ですか！？ って。笑





いやぁ、面白かったですね。

野球部！？って声が裏返ってましたから。笑





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