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その年の春休みは、今まででの人生の中で、
1番忙しい春休みでした。
「突然ですが！ 引越しをします！」
「「…えぇっ！？」」
まずは、家の改造のため、全員で引越し。
「…どこにっ？」
「俺、今更中学変わんの？笑」
まだこの時は、息子たちには内緒でしたが、
あとあとわかるよ！と言っておき、
とりあえず、荷物をまとめて我が家を出ました。
「…お世話になりました、」
次に、大毅の退学。
「…私どもも、なかなかお力になれずすみませんでした。
大毅くん、また、遊びに来てね？」
おばちゃん先生は、最後まで優しかったです。
先生の授業では、板書を省けるよう、
プリントを用意してくださっていたのですが、
さすがに、どの教科も、とはいきません。
周りの先生にも働きかけてくださったそうなのですが…
やはり学校側にも、限界というものがあったようです。
「…まあ、気が向いたらなぁ！っ、けほっ、」
テンション上がると、大きい声を出す、大毅。
それに伴って、よくむせるようにもなったのも、
この時期だったと思います。
桐山先生には、そこから少しずつ、
言語障害に発展して行く可能性がある、と言われ、
不安になった私が、夜中によく吐いていたのも、
確か、この春休みでした。笑
「おいっ！ だいきっ！」
退学手続きをして、後は車に乗って帰るだけになった時、
背後から聞こえてきたのは、そんな男の子の声。
「…友達？」
「うん、1番仲良いやつやねんけど、」
その声の主は、サッカー部のユニフォームを来て、
私たちのもとに駆けてきました。
流星くん。
彼もまた、大毅の一生の友達の1人です。
「…なぁ、辞めるんっ、」
彼は、私たちを見た瞬間、そう尋ねてきました。
「…うん、今までで、」
「…ありがとうとか言わせへんからなっ、」
「……へっ？笑」
そして、熱く抱擁。
いきなり抱きしめられて、大毅も、
そしてきっとマサオも、びっくりしてました。笑
「…また絶対遊ぶからな。 メールするからな。
電話もする。 なんなら、家も行く。 」
そう言ったかと思えば、急に私の方を見て、
お母さん！家行きます！って。
もうね、彼は彼で真剣なの。
笑いを堪えるのに必死でした。
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な - 昔から大好きなお話なので、もしよろしければ Wordに内容を書き出させて頂いても宜しいですか？ どこかに投稿やアップなどは一切致しません。 (2023年4月12日 23時) (
レス) id: 144323ef08 (このIDを非表示/違反報告)
mothernature110(プロフ) - 24時間テレビ出てほしいですよね (2017年4月2日 19時) (レス) id: 167eecf0f9 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - すごく感動しました。更新大変だと思いますが、これからもお願いします! (2017年1月4日 17時) (レス) id: 129d5a1fa9 (このIDを非表示/違反報告)
こためるこ(プロフ) - ほんとに号泣です ；＿； もう涙止まりません！ 更新頑張ってください！ (2017年1月3日 2時) (レス) id: faa6f22767 (このIDを非表示/違反報告)
smile06302050(プロフ) - はじめまして！Twitter絡ませていただきます！ (2017年1月2日 23時) (レス) id: a1e554584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 x他1人 | 作成日時：2016年12月27日 20時
