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「…ひゃくまんにん、に、ひとり、？」
病名は、複雑すぎて未だに覚えられてません。
何とかかんとか、何とか症。
いや、病、だったかも。
全く、聞いたことのない病名でした。
本人はテスト期間中だったため、
その場にいたのは、私1人だけ。
とにかく…どうなってたのでしょうか。
私自身、覚えていません。
きっと、パニックで、
頭が真っ白になってたんだと思います。
話してくださった病気や治療のことも、
その場では右耳から左耳に通り抜けるだけで。
「また、旦那さんも一緒にいらしてください。
何度でも説明さしてもらうんで。」
それが、唯一私の頭に残った言葉。
気づけば、自力で帰宅していました。
「…おかえりー、どうやったー？」
玄関のドアを開けて、
なんの怖さもないように、そう尋ねてきた、大毅。
人間は、不思議なものです。
記憶を無くすぐらい、パニック状態だったにも関わらず、
いざとなると、かなり平然としてられました。
「あー、なんか偏頭痛やって。
薬飲んでたら治ってくるらしいわ。」
加えて、こんな大きな嘘も。
第三者の自分が、びっくりしていました。
まるで、自分が自分であるのに、自分でないような。
もう、素直に怖かったです。
「偏頭痛！？ あーもー、ビビって損したぁ。
あんなにガチガチの検査されたからさ？
俺、絶対死ぬと思ったもん。笑」
はー、よかったよかった、と、
エクボを作ってヘラヘラ笑った、大毅。
その姿を見て、ホッとしました。
「…だいき、偏頭痛やったんやって？」
「そうやってー、受験疲れちゃう？
のんちゃんも一夜漬けとかしたらあかんよ？」
「えー、でもそれじゃないと勉強できへんし。」
「前々からしとくねん。
だいきに勉強の仕方教えてもらったら？」
もちろん望にも、言ったのは大毅と同じこと。
なーんや、って。
めっちゃ心配してたくせにね？笑
ですが、
旦那には、きちんと言いました。
「…えっ、なにそれ、」
時刻は、真夜中。
テスト勉強をしてた大毅が寝てからだから、
かなり深い時間だったと思います。
とりあえず、資料を見せて。
半休をとって、
一緒に説明を聞きにきてくれることにもなりました。
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な - 昔から大好きなお話なので、もしよろしければ Wordに内容を書き出させて頂いても宜しいですか？ どこかに投稿やアップなどは一切致しません。 (2023年4月12日 23時) (
レス) id: 144323ef08 (このIDを非表示/違反報告)
mothernature110(プロフ) - 24時間テレビ出てほしいですよね (2017年4月2日 19時) (レス) id: 167eecf0f9 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - すごく感動しました。更新大変だと思いますが、これからもお願いします! (2017年1月4日 17時) (レス) id: 129d5a1fa9 (このIDを非表示/違反報告)
こためるこ(プロフ) - ほんとに号泣です ；＿； もう涙止まりません！ 更新頑張ってください！ (2017年1月3日 2時) (レス) id: faa6f22767 (このIDを非表示/違反報告)
smile06302050(プロフ) - はじめまして！Twitter絡ませていただきます！ (2017年1月2日 23時) (レス) id: a1e554584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 x他1人 | 作成日時：2016年12月27日 20時
