おかん、あんな？

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ということで、その年のシルバーウィーク、





私たちは、沖縄に旅行に行きました。









「うぉー！ 海ー！ 望、海見えんぞ！」

「……うわ！ まじや！ 来たー！！」









桐山先生にも一応相談してみましたけど、

何かあればご連絡ください、とのこと。





まだ、それぐらい自由でした。

熱中症には気をつけてくださいね、とか、

万人に対する注意ぐらいで。









「「海行ってくるー！」」

「はーい、気をつけてー。」





「おかん、だいきになんかあったらすぐに言うな？」

「うん、頼むわな？」

「では、
２つ下の弟に見守られながら泳いできまーす！笑」

「うざ、もう見捨てていいよ。笑」

「りょーかーい。笑」

「えぇ！？ 俺倒れてるかもしれへんよ！？
動けなくなってるかもよ！？」









ずっとふざけ倒して、エンジン全開で、

もう、とにかくいろんなところに行きましたね。





初っ端は、海でしょ？

そっから、国際通りでしょ？





あとは、水族館にも行きました。

旦那がね、ああ見えて、水族館大好きなんです。笑





歩き回って、食べまくって、また海に行って。





場所によって違う笑顔がそこにはあって、

本当に楽しかったです。





大毅にも望にも、喜んでもらえたかな？









「だいき？」

「…ん？」

「どうやった？ 楽しかった？」









ホテルは部屋の作りの関係で、

リビングの隣の部屋に2つ、

別の寝室っぽい部屋に2つベッドがあり、

毎晩、2対2に別れて眠りました。





2泊3日、その組み合わせはくじ引きで、

1日目の晩は、望と、

2日目の晩は、大毅と。





その時の旦那の顔はおもしろかったなぁ。

ひそかに私とペアがよかったんでしょうね？笑









「…すっごい楽しかった。」

「そっか、そう言うてもらえておかんも嬉しいわ。」









これは、大毅とペアになった時の晩のこと。





なんか、恥ずかしかったです。

息子たちと1対1で話すのは。









「…おかん？」

「……ん？」

「おかんはさ、俺を産んだ時どんな気持ちやった？」









だって、いきなりそんなこと聞いてくるんですもの。





ちなみに望からは、

ひたすら旦那との馴れ初めを聞かれました。









「…えー、すっっごい痛かった。」

「……まって、それだけ？笑」

「なんか、
もっとでかい穴から産まれてこいよって思った。笑」

「穴って。笑 違う言い方あったやろ。笑」





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