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「…っあー、また1点入ったー。
やばない? もう3点差やねんけどっ、」









5対2





望が出なくても、望の学校が勝つように応援しようね、

って張り切って行ったものの、





その応援も虚しく、

攻防を重ねるたび、どんどん開いていく、点差。





プレイボールから見ていた試合も、

気がつけば、相手攻めの8回表が終了していました。





それにより、私たちを含め、望の学校側は、

だんだん失望の空気になってきてしまって。





なんか、妙な空気でしたね。





なんで諦めんねん!って、

思わず、叫びたくなったくらい。笑









「まだまだこれからやんな? だいき?…って、
だいき? 大丈夫? 苦しくない?」









そんな中でも、さらに悪くなってきてしまっていた、

大毅の顔色。





数年前に起こした、呼吸困難を思い出して、

そう声をかけたのですが、









「……あれっ、でも、なんか全然そうやね?笑」









本人は、えっ? 何が?笑 って顔をして。





全くこたえてない様子でした。笑









「そんな、真っ白い顔してんのにね?笑
ちゃんとしんどくなったら言うんやよ? わかった?」









その声に大毅が、へらっ、と笑った瞬間、









「…えっ、なになに!?」









私たちの側から、いきなり起こった、黄色い歓声。





その声には、思わず私たちもびっくり。





ですが、よく見ると8回裏でチェンジになってました。





それにより攻めが望の学校に代わったから、

歓声が起きたのかな、なんて思っていたのですが、









「……えっ、?笑」









その先を見て、また、びっくり。









「…のんちゃんっ、淳太くんどうしよ!
のんちゃん出てきた!」









我が家のサッカー少年改め、

2代目野球少年の登場でした。笑





監督やコーチから、ピンチの時に出す、

ミスター威圧感と呼ばれていた、彼。笑





理由は、体格と歓声。笑





180cmを越えるプロ並みのデカさに、

いつの間にかついてたオーディエンスの女子の歓声で、

打席前から、完全に相手を圧倒していました。





その迫力は、同じ側にいた私たちも驚くくらい。





いやぁ、いいビジュアルを産んでよかったなぁ、

と思いました。笑









「のんちゃーん! がんばってー!」









JKに紛れて、ばばあも全力で応援。





すると、王子様は、

きらり、と私たちに笑いかけてくれました。笑





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- 昔から大好きなお話なので、もしよろしければ Wordに内容を書き出させて頂いても宜しいですか? どこかに投稿やアップなどは一切致しません。 (2023年4月12日 23時) (レス) id: 144323ef08 (このIDを非表示/違反報告)
mothernature110(プロフ) - 24時間テレビ出てほしいですよね (2017年4月2日 19時) (レス) id: 167eecf0f9 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - すごく感動しました。更新大変だと思いますが、これからもお願いします! (2017年1月4日 17時) (レス) id: 129d5a1fa9 (このIDを非表示/違反報告)
こためるこ(プロフ) - ほんとに号泣です ;_; もう涙止まりません! 更新頑張ってください! (2017年1月3日 2時) (レス) id: faa6f22767 (このIDを非表示/違反報告)
smile06302050(プロフ) - はじめまして!Twitter絡ませていただきます! (2017年1月2日 23時) (レス) id: a1e554584d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉都香 x他1人 | 作成日時:2016年12月27日 20時

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