恋バナ ページ21
｢……えー！？
ひーくん、阿部ちゃんと花那が
お互いに好きって知ってたんですか！？｣
岩｢おう。誰でも見たら分かるだろ、あんなの。｣
｢…え、い、いや私は
花那のこと1番近くで見てたのですが
分からなかったと言いますか、｣
早速、仕事終わり、公園に行き、
ひーくんにトレーニング教えて
貰いながらも皆の話になって、
阿部も良かったよなー、
やっと、花那と付き合えてさ！
と言うので…ん？もしかして、ひーくん
知ってたんですか！？
と言うと、この反応で、
…す、鋭いな、ひーくんって。
私がそう思って気づなかったことに
落ち込んでいると、
岩｢ぷっ！まぁ、Aは
鈍いから気づかないだろーな。｣
｢に、鈍いって。｣
岩｢…で、そんな鈍いAも
無事、目黒と付き合えて良かったじゃん。｣
｢…え？｣
岩｢改めて思ったわ。
…なんか、最近幸せそうだからさ。｣
ひーくんが私の頭の上に
ポンと手を置いてそう微笑んで言った。
｢…そ、そうですかね？｣
岩｢そうそう。
こないだもマネージャーやった時に
テニスクラブの奴らに彼氏いるの？
とか聞かれてた時、恥ずかしそうに
い、いますとか返事してたからさー、
はははっ！｣
｢…な、そ、そんな笑わなくても！｣
ひーくんがケタケタと笑い出す！
ば、馬鹿にされているような…
私がちょっとひーくんに怒っていると、
岩｢ごめん、ごめん！
つい、思い出してさ。
しっかし、康二も桜川と良い感じらしいし、
皆、遅れてきた青春って感じだよなー。｣
｢…お、思い出してって。
あ、そうですね！｣
そうそう、お兄ちゃんも
桜川先生と良い感じなんだよなー！
…というか、
｢…つ、つかぬ事お尋ねするんですが
ひーくんは彼女さんいないんですか？｣
そうそう、なんか今の言い方だと
すごい他人事だけど、
あんだけモテるんだし…
私はそう思って、
ひーくんに恐る恐る聞くと、
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年8月9日 22時
