・ ページ38
澪め！！
自分は翔太くんと
ラブラブだからって
また私をからかって！！
…でも、ほんと久々に
蓮の声聞きたいかも。
明日、電話してみよう。
私はそんなことを考えながら
ベッドに入り眠りについた。
ー翌日の夜。
うーん。
いざとなると緊張してきたかも。
今までも電話なんて何回も
してるはずなのに…。
あれ以来だしな。
いやいやでも、ほんと
声聞きたいし、電話しよう、うん！
私は思いきって通話ボタンを押した。
ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟｯ
目｢…もしもし？A？｣
あ、良かった！蓮、電話出た！
｢あ、うん！蓮？今、電話大丈夫？｣
目｢…うん、もう仕事終わったし、
家だから大丈夫だけど…
どうした？なんかあった？｣
｢…い、いや何もないんだけどさ、｣
目｢…うん？｣
｢……ただ、久々に蓮の声
聞きたくなったと言いますか、｣
やばい、改めて口に出すと
結構恥ずかしい！！
最後の方声小さくなっちゃったし！！
目｢…なんだよ、それ。｣
｢……え？｣
目｢…俺も一緒。
A、大阪で何してるかな、
声聞きたいな、って思ってた。｣
ず、ずるい。
でも良かった。一緒だったんだ。
｢…そ、そっか。良かった。｣
目｢…うん。で、どう？
仕事順調？｣
｢うん！
あ、そうそう！
私がヘルプで入ってる番組がね、
好きな漫画を芸人さんが
話すって言う番組でね、
生原稿とかその作品の秘話とか
見れたり、聞けたりして
役得というかね！……｣
目｢はははっ！｣
｢え、蓮？｣
私が話してる途中で蓮が笑い始めた。
目｢いや、お前、相変わらずだなと
思ってさ。｣
｢…へ？そうかな？｣
目｢うん。…良かった。元気そうで。｣
ﾄﾞｷｯ
やっぱり、いつも私の事
心配してくれてるんだな、蓮は。
｢…う、うん。ありがとう。
れ、蓮こそ仕事忙しいだろうけど
体調とか大丈夫？
目｢…あぁ。おかげさまで、
まぁ、Aに会えないから
癒しがないからちょっと
元気ないかもだけど。｣
っ！！！
癒しって……
｢…そ、そう？｣
目｢うん。
…何も変わったこととかもない？｣
ﾄﾞｷｯ
いや、なんつータイムリーというか
で、でも蓮に言ったら
心配するだろうし、平常心で行こう、私。
｢…う、うん。何もないよ。｣
目｢…そ。ならいいけど。｣
｢…うん。あ、じゃあ
もうこんな時間だし、
また連絡するね！｣
目｢…あぁ。じゃあまたな。｣
｢うん！ありがとうねー、また！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1683人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さつき
| 作成日時：2021年4月1日 21時
