1番逢いたい人(黒) (ページ23)

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次の日、仕事で偶然
澪とTV局で出くわしたので
TV局で一緒にお昼を食べることに。

澪｢あ、ねぇ！
昨日、私があんたの元カレの話
してから目黒あからさまに
機嫌悪かったけど、昨日帰り
どうだったの？｣

澪がちょっと面白そうに
聞いてきた。
そうだよ！元はと言えば
澪のせいで蓮とこんなことに！！

｢もうっ！澪のせいで最悪だよ！
蓮は元カレのこと根掘り葉掘り
聞いてくるしさ、泊まってっていい？
とかいきなり言ってくるし！｣

澪｢へぇー♪良かったじゃん！
もちろん目黒、Aの家
泊まってたんでしょ？｣

｢何がいいの！？
いや、泊まっててないよ。
私の家散らかってるしさ、
蓮も準備してないだっただろうし。｣

澪｢……は？あんたまじで言ってる？｣

｢うん？そうだけど。｣

澪｢…はぁー。あんたが
そんなばかだとは思わなかったわ。｣

｢な、なにそれ！？｣

どこが私がばかなの！？？？
どちらかと言うといきなり言う
蓮がばかでしょ！？

澪｢……結構、目黒も
勇気出して言ったと思うんだけど。｣

｢いや、だから何が？｣

澪｢…ばかなあんたに
教えてあげるから、耳貸して。｣

｢うん？｣

と、澪に耳を貸す。

澪｢…目黒はさ、あんたと
シタかったんじゃない？
元カレの話聞いて不安になってさ。｣

｢はぁ！？？？？？？｣

と、TV局に響き渡るぐらいの
声を出してしまった私。

い、いきなり何言うの！？澪！！

澪｢ばか！！声大きいから！！！｣

｢い、いやだって！！
そりゃ大きくもなるでしょ！？｣

シタいってそんなのさ…。

澪｢目黒はあんたのこと
好きなんだから当たり前でしょ？
……てか、あんたら付き合って
どれぐらい経つっけ？｣

｢え、いや、えっと、2ヶ月ぐらい？かな。｣

澪｢2ヶ月経ってヤッてないって…
ちょっと遅い気がするわ。｣

｢そ、そうなの！？
…だって、私も彼氏いたけど
そういうの今まで1度もなかったしさ、｣

澪｢それはあんたが今までの人は
本気で好きじゃなかったからでしょ？
…目黒のことは大好きなんだったら
あんたも気持ちに応えないとさ。｣

｢…そ、そうなのかな。｣

澪｢そう。だから私から見ても
目黒が不憫すぎるから
今度会ったらちゃんと
謝りなさいよ。｣

｢……うん。分かった。｣

と、澪に言われ、
昨日のことを思い出す私。