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蓮に火つけて貰って
線香花火の火を落とさないように
見つめている私。
わー綺麗だな。
線香花火ってここがいいんだよね。
控えめに花が咲くとというか。
と私が思っていると、
目｢…Aさ、やっぱり
今日、俺の体に見惚れてたよな？｣
ﾄﾞｷｯ
｢は、はぁ！？何言ってんの！？｣
って思わず立ち上がってしまった、私。
あー！！！線香花火の火
今の衝撃で落ちてしまった！
最悪だ！！
｢ちょ、ちょっと蓮！！
わざとでしょ！？今の！！｣
目｢はははっ！相変わらず単純な奴。｣
と言いながら笑っている。
くそぅ！！
この男め、ケラケラ笑いやがって！
目｢まぁ、俺の勝ちね。｣
｢え、うそ、やり直してよ！｣
目｢やーだ。何聞いてもらおうかっな。｣
なんか珍しくテンション高い気するし、
嬉しそうだな。
｢…分かったよ、言っとくけど、
難しいのはなしだからね、あと…｣
と私が話してる途中で蓮が
目｢…俺の好きなところ言って。｣
｢…は？な、何それ！？｣
目｢いいから。早く言えって。｣
何それ、そんなのあり！？
｢で、でも…｣
目｢俺、勝っただろ。
何でも言うこと聞くって言ったじゃん。｣
屁理屈だ！！
…でも、たまには私も
思ったこと言わなきゃだよね。
｢わ、分かったよ！
言えばいいんでしょ？｣
私は観念して言い始めた。
｢えっとー、まずは
見かけによらず優しいところでしょ。｣
目｢おい、見かけによらずは
余計だろ。｣
｢まぁ、いいじゃん。
あとは礼儀正しいところ。｣
目｢…それ、前も聞いた。｣
｢いちいち、うるさいな。
で、…私のこといつも心配してくれるところ。｣
目｢……｣
｢さっき、翔太くんも
言ってたけど、思ったこと言ってくれるところ。｣
目｢……｣
｢……あと、笑った顔でしょ。｣
目｢……｣
｢……あとは…私のこと
ずっと好きでいてくれたところ……って
さっきから蓮聞いてる！？…｣
ﾁｭｯ
っっ！！！
え？
目｢…無理。可愛すぎて
聞いてらんなかった。｣
と顔を赤くして顔を手で押えながら
言ってる蓮。
…また、ずるいんだって。蓮は。
｢…れ、蓮が言ったんじゃん！
自分の好きなところ言ってくれって！｣
目｢……だって、お前何か
Aチームと一緒に写真撮ったって言うし
岩本くんの筋肉凄かったって言うし
西村さんに抱きとめられてたし。｣
そんな今日のことをこと細かく言われてもさ…
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年4月1日 21時
