1番逢いたくて逢いたくなかった人(黒)番外編

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｢そうですか？
じゃあご一緒させて頂くのと
蓮に連絡お願いします！｣

渡｢うん、じゃあまたLINEするねー、
また収録の時に！｣

｢はい！よろしくお願いします！
またですね！｣

ーそれスノ収録日。

翔太くんと出かける前に
自分でちょっと美容グッズの
予習しとこうかと
思って女性誌を見てるんだけど、

まずブルベとイエベからして
分からない。
私はどっちなんだ。
普段全然気遣わないのが
バレバレで嫌だな、自分で自分が。

目｢……なんか難しい顔
してんな、お前。｣

｢…………いや、私はブルベか…｣

目｢………おい、聞こえてんの？｣

｢…………いやいや、やっぱイエベかも…｣

目｢………おい、Aって！｣

｢おぉ！！蓮、大声出さないでよ！｣

目｢いや、お前が全然気づかなかった
だけだから。｣

｢あ、そうなんだ！｣

集中しすぎてしまったかも。

目｢…ったく。それ、何読んでんの？｣

｢あぁ！今度澪の誕生日でさ、
美容グッズあげたら
喜ぶかもと思ってちょっと
勉強してた！｣

目｢あぁね。桜木にね。
まぁ、お前は化粧っ気ゼロだしな。｣

｢いや、私のことは
ほっといてよ！｣

朝、ギリギリまで寝てるから
化粧あんまり普段からしてないんだよね。

目｢…今日もちゃんと
してるわけ？化粧？｣

と言って蓮は私の顔を
覗き込んできた。

｢い、いや近いから！｣

目｢…いつになったら
慣れんだよ。…キスもしてんのに。｣

っ！！！
またこの男は！！

｢う、うるさいっ！
もう私行くから、またね！｣

目｢いや、おいっ！…………可愛いやつ。｣


蓮の最後の言葉は聞こえずじまい
だったが私は顔の火照りが
治まらなかった。

確かに蓮の言う通り
私はいつになったら
なれるんだろうか……

やっぱりしばらくは無理！！



とりあえず澪が喜ぶよう
プレゼント選び頑張ろう！！！

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