Childhood friend(黒)

7 ページ7

それから、しばらくして
新しいお父さんと弟を紹介されて
一緒にマンションに住むようになった。





またまためめの言う通り、
新しいお父さんもめちゃくちゃ
人柄の良さが顔に出てるくらいの
良い人で弟になったラウールは
天使かと言うぐらいの可愛さで
2人と仲良くなるのは
そう時間がかからなかった。








幼なじみの翔太くんや亜未ちゃん、
めめともラウールは最初こそ
私の背中に隠れて人見知り
していたもののすぐ仲良くなり、






めめにも良かったな。って
安心したように私を見て
頭にまたポンっと手を乗せた。









……やっぱり、めめの手って
安心感があるよなー。







でも、めめが他の子にこんな
頭に手を乗せるとか考えると
なんかモヤモヤするような……







まぁ、気のせいか！






私はそんなことを思いながらも
ラウールがめめ！めめ！と
懐いているのを微笑ましく見ていた。



















今までもお母さんと2人で
楽しかったけど4人になっても
楽しいなって思っていたんだけど、
楽しい日々はそう続いてはくれなかった。

8→←6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す