Childhood friend(黒)

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…うーんと、人参買ったし、
じゃがいも買ったし後は
買い忘れたもの
無かったよね？





学校が休みの日私が指折り数えて
夕飯のカレーを作るのに
買い忘れたものはないかと
家まで帰りながら確認していると、









目｢…A？｣






｢…ん？あ、めめ！｣






後ろから声を掛けられるとめめで、







目｢スーパーの買い物帰り？｣






｢うん！そうそう！
めめはサッカーの練習帰り？
お疲れ様！｣






目｢そう。あぁ。ありがと。｣







ジャージ姿にエナメルバッグを
背負っているめめ。



土日も部活あるって大変だよなー。







私がそうぼーっとめめを見ながら
思っていると、






ｽｯ






｢…え、あ、めめ？｣







目｢…家の前まで持って行くわ。これ。｣








めめが私が持っていたスーパーで
買い物した袋を持ってそう言った。






いやいやいや！！







｢いいって！いいって！
めめ、部活帰りで疲れてるだろうしさ！｣





目｢疲れてないから。｣






｢ほんといいから！
それ、重いしさ、｣







と、私がめめから
袋を取り返そうとすると、









目｢…重くないから。こういうのは黙って
男に持ってもらえばいいんだよ。
ほら早く帰るぞ。｣





｢…え、…あ、ありがとう。あ、うん。｣







…なんかそう言われると
何にも言えなくなっちゃうな。




私はめめに申し訳なく思いながらも
軽々しく買い物袋を持っている
めめの背中を追いかけていった。

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