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愛未「ほんと良かった!
Aがやっと話してくれてさ!
ね、お兄ちゃん!」
京「…うん。」
愛未「…え、なんかあんまり
嬉しそうじゃなくない?」
京「…いや、話してくれたのは
嬉しいんだけどさ、
……Aにご飯食べ終わった後、
目黒にいつ好きって言う?って
聞いたら、…いや、言わないかな!
とかまた変な笑顔作って言っててさ。」
愛未「え!??嘘でしょ!?
私、てっきり今度会う時ぐらいに
言うんじゃないかって
そう思ってたのに!!」
京「……そう、僕も思ってたんだけどさ、
まぁ、多分、Aのことだから
愛未が高校生の時に
目黒と話してた、」
愛未「…え?私と目黒が話してた?
…あ、さっくんから電話だ!
うん、あ、無事にA、家まで
送ってくれたんだ。
…え!?あー、やっばそうか。
いや今、私達もそれ
話してて、」
京「…さっくんなんて?」
愛未「…あ、なんか、さっくんにも
目黒に好きっては言わないとか
言ったっぽい。」
京「……やっぱ、そうか。」
愛未「…うーん、そうだね。
あ、明後日?いいよ!
また、じゃあグループで
Aにも言ってみよう!
うんうん、バイバイー!」
京「また、食事会しようって?さっくん。」
愛未「あ、そうそう!
明後日ちょうど、皆、休みとか早上がりとか
じゃなかった?ってさっくんが!
…あ、それでさっきの続きは?」
京「…いや、ほら、目黒が
その本命のチョコ受け取らないって
言ってた時のことがAは
気になるんじゃないのかなーって
思ってさ。ま、憶測だけど。」
愛未「…あ、なるほど。
それあるね。うーん、でも、ほんと
絶対に目黒も…
……そうだ!バレンタイン!!」
京「え?」
愛未「そうだよ!お兄ちゃん!!
バレンタインだからさ、」
京「…確かにね。良いきっかけではあるね。
でも、また、作っても
直前でAやらないとか
ならないかな?」
愛未「…それも確かにあるね。
段々というか、Aの行動パターン
読めてきたわよね。
…そうだ!まぁ、さっくんのことだから
もう言わなくてもそうしてくれそうだけど
今度の食事会の時にさ、」
京「あ、それ、いいかもね。
本人からまた直接言われたら
Aも本能的に
よしっ!頑張って渡そうってなりそうだし。」
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作者名:さつき | 作成日時:2021年9月23日 16時