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目｢いや、ばかか！｣
｢そ、そんな言わなくてもさ！｣
私が2年前のことを話終わると、
めぐがそう言ってはぁー。とため息をついた。
ば、ばかって。
目｢…なんで俺が京本のこと
好きとか勘違いすんだよ。｣
｢だ、だって！
愛未からのチョコは受け取ってたって
聞いたし、愛未とめぐ
いつも仲良さそうだったから…｣
目｢だから、それ他の子からの
チョコだって。
いや、どこが？
京本とは相性あんまり良くないと
思うんだけど。｣
｢…あ、う、うん。愛未からも
それは聞いたけど。
え？喧嘩するほど仲良いって
言うしさ。｣
そうそう、ビジュアル的にも
お似合いだし。
って、そう思って、
と、私がまた口を開こうとしたら、
目｢……自分こそ岩本くんと
仲良いくせに。｣
｢…え、ひーくんと？｣
目｢…そう。なんで、岩本くんに
チョコ渡してたの？｣
めぐが私のことをまたじっと
見つめてきてそう言う。
｢…あ、それは、ひーくんに
タピオカ奢ってもらって
話聞いてもらったから、そのお礼で、｣
目｢…何の話？｣
｢え？あぁ、さっきめぐに話した
2年前の話とそれとまぁい、色々と、｣
…う、うん。
そう、めぐとのこと、い、色々話したんだった。
私が髪を触りながら
顔を赤くしていると、
目｢…色々って何？
てか、さっき、話の途中だったよな。｣
｢…い、色々は色々だから！
え？｣
目｢……Aの好きな人
まだ教えてもらってない。｣
めぐがそう言って
私の手を掴んだ。
｢…そ、そんなのもう分かってる、｣
私が下を向いてめぐにそう言うと、
目｢……分かんない。
だから、俺の目見て言って。｣
めぐが笑ってそう言う。
ぜ、絶対に分かってるくせに！！
…でも、ちゃんと自分の気持ち
言わないと、
そう思って、私は、
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年9月23日 16時
