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…ん？あれ？
なんか、めぐから何も反応ないような、
そう思って、ばっと上を向いて
めぐの方を見ると…
｢……え？めぐ、顔赤いけど、｣
顔がすごく赤くなってる。
…なんで？
目｢…………あのさ、｣
｢う、うん？｣
目｢……そういうこと、好きな男以外に
言わない方がいいんじゃない？｣
｢…え、｣
めぐは手で自分の顔を抑えながら
ふいっと顔を背けながらそう言う。
目｢……そんなん言われたら
勘違いすんだよ。普通。｣
｢…勘違いって？｣
目｢…………Aが俺のこと
好きなんじゃないかって。｣
｢……………え、｣
…………それは、勘違いじゃないし、
でも、なんて言ったら、
私が下を向いてどうしようかと
考えていると、
目｢………岩本くんにチョコ
あげるくらい岩本くんのことが好きなくせに。｣
｢…へ？あ、それは、｣
それは、お礼のチョコで…
ん？というか、なんで知って、
目｢………ごめん。
俺ちょっと、今、頭の中ごちゃごちゃしてて。
先に戻るわ。｣
｢え、あ、めぐ！？｣
……違うのに。
私はひーくんのことが好きじゃなくて…
で、でも、なんて言えばいいの！？
そう思った私は咄嗟に、
ｸﾞｲｯ
目｢…え、A？｣
｢ま、待って！めぐ！！｣
めぐの服を掴んで医務室を
出て行くのをとめた。
目｢……どうした？｣
｢…そ、そのめぐこそ
勘違いしてる。｣
目｢……え？｣
｢…私が好きなのはひーくんじゃないよ。｣
目｢…そうなの？｣
｢…う、うん。｣
…どうしよう、咄嗟に
めぐが戻るのをとめて
そう言ったのはいいけど、、
私が下を向いてめぐと
目が合わせられずにいると、
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年9月23日 16時
