検索窓
今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:117,113 hit

214 ページ15

目「…今日はお金受け取ってとか
帰り、送って行かなくていいとか
言わないの?」




そう、私の顔を覗き込んで言うめぐ。






「…え、だ、だって、
めぐ言っても受け取ってくれないし、
帰りも送って行くって絶対に言うから、
だからさ、」




私だってそうしたいけど、
しつこいのかな?と思って…





私がめぐに一生懸命そう言うと、






目「…ははっ!
うん。それでいいよ。
…で、ん。」





「…え?」




めぐは笑ってそう言うと、
今度は手のひらを私に向けて出してきた。





…あ、やっぱり、
お金だよね!




私はそう思って、





「…ご、ごめん!
ちょっと待って、いくらだった?」





目「は?」







「…えっとー、あ!ごめん!めぐ!
私、今日、現金あんまり持ってなかった!
明日でも、」





目「違うわ!ばか!」






「え?なんでそんな怒ってるの?」






私が財布を確認して
現金をあんまり持ってなかったことに
落胆して明日でもいいかと聞こうとすると、
いきなり声を挙げてそう言った。





目「…人の話聞いてないのかよ。
さっき、それでいいって言ったじゃん。」





「いや、そうは言ってたけど、
手出してきたから、そうなのかなって、
…うわっ!え?」





いきなり、めぐが私と手を繋いできた。






な、なんで?








目「…こうしたかったんだけど。」






「…あ、そ、そうだったんだ。」






…なるほど、だから、手を出してきて、




でも、私達、友達だし、



私が下を向いてそんなことを考えていると、








目「……嫌?俺と手繋ぐの。」






めぐが不安そうに
私の目を見てそう聞いてきた。





……私は、








「…ううん。嫌じゃないよ。」






……めぐのことが好きだから。


だから、嫌じゃないに決まってる。






私がドキドキしながらも
めぐの目を見てそう言うと、








目「……良かった。」





めぐがニコッと笑ってそう言った。







「…………う、うん。」






……その笑顔は反則だ。





やっぱり、ドキドキするし。







私は、何とか気持ちを落ち着かせようと
心の中でふぅー。と息を吐いていた。

215→←213



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (108 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
729人がお気に入り
設定タグ:目黒蓮 , SnowMan , 佐久間大介
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さつき | 作成日時:2021年9月23日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。