言えなかった気持ち(黒)5 (ページ14)

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それで、縁もたけなわで
恒例の男気ジャンケンになったんだけど…

目｢…あ、今日は俺が
払います。｣

｢…え！？｣

めぐはいつも佐久間くんや
京本くんに払ってもらってるし。
続けてそう言って、スタスタと
レジまで歩いて行くめぐ。

｢あ、め、めぐ！
それなら、私も、｣

後ろから慌てて私が
そう声を掛けると、

目｢…いや、いいから。
てか、A、家まで送って行くし、
先に外に出てて待ってて。｣

｢え、それこそいいよ！！
まだそんな暗くないし、｣

佐｢…にゃはは！
めめ、ありがとー！
で、Aのこともよろしくね！｣

愛未｢ありがと、目黒！
うん、よろしくねー！｣

京｢目黒、ありがとう。
じゃあ、俺ら先に帰るね、
またね、A。｣

｢…あ、ちょ、ちょっと！皆！？｣

皆は何故か笑いながら
早々とお店の外に出て帰って行った。

…なんで、笑ってたんだ？

というか、また、

私がそう思っていると、

目｢…お待たせ。
さ、帰ろう。｣

｢…あ、めぐ。
あ、ありがとう。｣

いつ間にか私の横にいてそう言うので、

…絶対にお金も受け取って貰えないし、
帰りもいいってさっきも言ったけど
聞いてなさそうだったし、
もう、断らない方がいいかな。

そう思っておとなしく返事をすると、