言えなかった気持ち(黒)4 (ページ5)

今日:8 hit、昨日:29 hit、合計:118,298 hit

154 ページ5

岩｢…あ、ここ？Aちゃん家。｣

｢…え、あ！そうです、そうです！｣

下を向いて歩いていたら
いつの間にか
私の家の前まで着いてたみたいで、

岩｢言ってた通り、ほんと
俺ん家と近いわ。
俺ん家、こっから3分しないぐらいだし。｣

｢へ、ほんとですか！？｣

ほんと、ジムにしろ家にしろ
偶然だなー！

私がまた驚いていると、

岩｢そうそう。
あ、じゃあ俺、帰るわ。
また、明日よろしくね。｣

｢はい！お気をつけて！
またですね！こちらこそ
よろしくお願いします！｣

私が手を振ってそう言うと、

岩｢ぷっ！俺、男だから
気をつけてはいらないけど。
またね。｣

と、笑いながら
前を向いて手をヒラヒラと
降ってひーくんは帰って行った。

……ひーくんってほんとクールだな。

でも、優しいっていうか、、

ーなんか、Aちゃん勘違いしてそうだから。

……何も言ってないのに、
なんで、私がそう思ってるって
分かったんだろう。

……めぐがよく笑ってるか。

それはほんと嬉しいことなんだけど。

…それが、愛未とまた久しぶりに
会えたからって思うと、
胸が痛くなってしまう。

………はっ！！いかんいかん！！

せっかくジムで体的にも
精神的にも鍛え直したと思ったのに！！

ﾋﾟｺﾝ

…ん？あ、…愛未からだ。

愛未とさっくんときょもくんの
LINEグループに連絡が入った。

あ、明日、直接、皆に食事会で
報告したいことがあるかー。

そうそう。明日、仕事終わり、
また3人との食事会だったな。

なんだろうなー。

…あ！きょもくんも確か
いわもっちゃんとか呼んでて
ひーくんと仲良いし、
今日のひーくんとの偶然、
私は先にLINEで3人に言っとこう。
愛未の話の邪魔になるといけないし！

私はそう思って、
ひーくんに言われたことなど
もう忘れて、
家に帰ってから今日あったことを
3人にLINEしていた。