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岩｢はい。いや、まじ付き合ってくれて
ありがとうね。｣
｢あ、ありがとうございます！全然！
私も好きですし、タピオカ！｣
岩｢良かった。
ちょっと男1人じゃ入りずらい
とこだったからさー。｣
｢…確かに、女子高生に
私達、挟まれてましたもんね。｣
…あの後、無事に目標通り、
鍛えられた私は帰ろうと思って
ジムから出ようとすると、
ひーくんにAちゃん！
悪いんだけど、この後時間ある？と
聞かれて、はい？ありますけど？
と言うと、タピオカ飲みたいから
買うのに付き合って欲しいと言われて
タピオカ屋まで来たというわけだ。
…そういえば、いつか、さっくんが
言ってたの思い出した。
ひーくんは無類のタピオカ好きだって。
私がタピオカを見ながら
そんなことを思い出してると、
あ！！そういえば、
｢ひーくん、これ、私の分の
お金です！｣
そうそう、先にお店の外出てていいよ。
俺、Aちゃんの分も受け取るからさ。
って言ってたんだった、さっき。
私がそう言って小銭を
ひーくんに渡そうとすると、
岩｢あ、いいよ。いいよ。
付き合ってもらったお礼。｣
｢…え！？いや、そういうわけには、｣
岩｢ほんといいから。｣
そう言って手を振って中々
受け取ってくれないひーくん。
い、いや、それは申し訳無さすぎるし！
｢わ、私もタピオカ好きで
飲みたかったですし、だから、｣
私がそう言ってまたお金を
渡そうとすると、
岩｢…じゃあさ、お金の代わりに
まだもう少しだけ俺に
付き合ってくれない？｣
｢…え？あ、代わりでもなくて
別にいいですけど、｣
私が？マークになりながら
そう返事すると、
岩｢よし。決まりね。
そうと決まったら
ここら辺に公園確かあんだよね。
そこ行ってタピオカ飲みながら
ちょっと話すっか。｣
｢…へ？話って？
あ、ちょ、ちょっとひーくん！
待って下さい！｣
…いや、というか、結局、
お金は受け取ってくれないのだろうか？
私はスタスタと歩いて行く
ひーくんの後ろを必死に着いて行きながら
そう思った。
？｢…ん？あれって、照と…Aちゃん？｣
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年9月19日 20時
