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それからしばらく、そのままで居た
私達だけど、
あ！！
見たいテレビあるんだった！！
と、というか恥ずかしいし……
｢……め、めぐ？
あの、私、テレビが、｣
そうまだドギマギしながら
めぐに声を掛けると、
目｢………あ、悪い。
てか、え？あれ、本当の話だったわけ？｣
バッと離れてそんなことを言う。
｢…あ、う、うん。
さっくんおすすめのアニメなんだけどね、｣
目｢……あ、そう。
まぁ、じゃあ帰るか。｣
｢………うん。｣
めぐは首を触りながらも
そんなことを言ってスタスタと
前を歩いて行く。
………なんか、めぐ、いつも通りって
感じだし。
やっぱ、今のは友達としての
優しさで抱き締めただけだよね…
私は自分の言葉で落ち込みながらも
めぐの後ろをトボトボと着いて行った。
それからあっという間に
私の家の前まで着いて、
｢…め、めぐ。
ありがとう。送ってくれて。｣
目｢…いや、別に。｣
｢…そ、そっか。
あ、じゃ、じゃあまた。｣
私はめぐと目を合わせられず、
そう言って、家に入ろうかとすると、
目｢…A。1つ言い忘れてたんだけど、｣
｢…え、何？｣
めぐがそう言ったので歩く足をとめて
振り返ると、
目｢……その化粧と服似合ってる。
それで可愛すぎだからもう俺以外の前で
しないで欲しいし、着ないで欲しい。
それだけ。またな。｣
｢…………へ？｣
めぐは早口でそう言うと
また何事も無かったかのように
帰って行った。
…………いや、今のなんなの？
え、なんて言った？
確か、
…メイクと服似合ってるって。
それで………
ー可愛すぎだから俺以外の前で
しないで欲しいし、着ないで欲しい
って……………………
は！？？？？？？？？
ど、どういうことなの！？？
私はパニックどころか
どうやって家の中に入ったかどうかも
分からないぐらい頭の中が
めぐのことでいっぱいになった。
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年9月19日 20時
