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岩｢……気になる？目黒のこと。｣
ひーくんは私の事をじっと見て
そう私に聞いてきた。
｢…へ！？い、いや別に？
ただどう鍛えてるのか
気になっただけで！
め、めぐのことが気になるということでは、｣
そ、そうそう！
私は純粋に自分のトレーニングの
参考にと思って、
私が必死に手を振りながら
否定していると、
岩｢…ぷっ！そう。まぁいいけど。
普通に俺やAちゃんがしてるのと
一緒のやつかな。｣
｢…そ、そうですか。
というか、ひーくんさっきから
笑いすぎでは？｣
…うんうん。
こんなに笑う人とは
思わなかったぞ。
岩｢だって、面白いからさ。Aちゃん。
…で、面白いって言ったら
最近の目黒もか。｣
｢い、いや、別に面白く
ないですから！
え？めぐがですか？｣
岩｢うん。｣
…めぐが面白いって？
私が不思議な顔をしていると、
岩｢なんか、明らかに最近
笑ってることが多くてさ。あいつ。｣
…あ。そういえば、
さっくんもこないだそう言ってたような。
岩｢…Aちゃんと再会して
次の日ぐらいからだな。
で、佐久間も前以上にうるさい。｣
｢…ははは、さっくんは
確かにいつも賑やかですもんね。｣
…私と再会してからじゃなくて、
……愛未とこないだ久しぶりに
会えたからだと思うんだけどなー。
私がそんなことを思いながらも
苦笑いになりながらそう言うと、
岩｢…目黒はさ、Aちゃんと
また会えたことがほんとに
嬉しかったんだと思うよ。｣
｢…え？｣
なんで、そんなことを？ひーくんが？
岩｢…なんか、Aちゃん、
勘違いしてそうだから
言ってみた。｣
｢……いや、｣
……勘違いじゃなくて、本当に
めぐは愛未と、
私が下を向いてそう思ってると、
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年9月19日 20時
