言えなかった気持ち(黒)4 (ページ24)

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それから、1週間後程経った時のこと、

｢…え、合コン？｣

由｢そう！人数足りなくて！
Aお願い！急遽なんだけど
明後日、空いてない？｣

今日は休みで久しぶりに
大学の時の友達の由美とランチをしていると、
そんなことを言われた。

…合コンかー。

でもな、

｢…仕事終わりだったら
空いてるけどさ。うーん、大学生の時行った時も
私、あんまり男の子と話せなかったしさ。｣

…そうそう。
あんまり良い思い出ないな。

由｢え、ほんと！？いや、そんなことないって！
ほら！あの時の真野くんだったっけ？
ちょこちょこその後、
連絡とってなかったっけ！？｣

｢…あ、そうだね。｣

…真野くん、良い人だったよな。
確かに連絡とってて、
大学卒業後、県外に就職決まってからは
連絡とらなくなったけど。

私が懐かしくそんなことを
思い出してると、

由｢うんうん！
ね、良いでしょ！？
A、彼氏も今、居ないんだしさ！｣

｢…まぁ、そうだけど、｣

由｢…それとも、好きな人はいるとか？｣

ﾄﾞｷｯ

私はその瞬間、
めぐの顔を思い出して、
あの時のことを思い出した。

ーそんな可愛い顔これ以上…

あー！！！！

いまだにあの意味は分からない！！

ほんと、なんなんだろうか！？

天然タラシってやつなのか！？？
めぐは！！

私が急に頭を抱え込んでいたら、

由｢…A？大丈夫？｣

｢あ、う、うん！大丈夫だよ！！｣

由｢…なら、良かったけど。
あ！で、ね！お願い！！
合コン一緒に行こう！！｣

由美が手を合わせてまたそう言ってきた。

…大学生の時もだったけど
私に頼むぐらいだから相当
困ってるんだろうし。

……うん。
めぐを好きって気持ちを
忘れる良いきっかけにもなるかもだし。

｢…分かった！
ほんと何回も言うんだけど
話、盛り上げられなくてもいいなら、｣

由｢ほんとー！？ありがとう！！
全然！大丈夫だって！！
あ、じゃあ場所は、｣

｢そう？…あ、うん。｣

由美は良かったー！と言って
楽しそうにもうその合コンに向けてのことを
話している。