言えなかった気持ち(黒)4 (ページ36)

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京｢…あ、切れた。｣

愛未｢え！？あ、ほんとだ！！｣

佐｢嘘！？
てか、最後らへん早口過ぎて
何言ってるか分かんなかったよ！オイラ！｣

京｢…あ、うん。僕も。
てか、Aも自分自身で
何言ってるか分かってないと思うけど。｣

佐｢…ほんとにね。｣

愛未｢………｣

佐｢愛未？どうかした？｣

愛未｢…ううん。
ただ、Aさ、合コン行くってことも
教えてくれなかったし、
…今も絶対に目黒と何かあったはずなのに
教えてくれないから、
私、なんか寂しくなっちゃって。｣

佐｢……そっか。｣

京｢………｣

愛未｢…前だったら、絶対に
私に私達に言ってくれてたのに〜。｣

佐｢あ、愛未！
ほら、そんな泣かなくてもさ！｣

愛未｢…だ、だってー！
……2年前のこともいまだ
よく分かんないし。
もう！あれもこれも絶対に目黒のせい！｣

佐｢…そうだね。
いや、それはただ単に
めめへの八つ当たり、｣

京｢そうかもね。｣

佐｢え！？きょもまで何言って、｣

京｢…ま、大丈夫じゃない？
俺が今日、刺激しといたから♪｣

愛未｢…え？てか、お兄ちゃん
なんでそんな機嫌良さそうなの？
気持ち悪…｣

京｢は？うるさい、怒ったり
泣いたりほんと騒がしい妹。｣

愛未｢はぁー！？
大体、お兄ちゃんは昔から
Aには優しいくせに
私には、｣

佐｢もう、2人とも！
兄妹喧嘩はそこら辺にして！
…はぁー。やっぱ、
Aいないとだめだな、こりゃ。｣

3人がまたそんなことを話してるなんて
知らない私は、

…うん。
また、来週だけどめぐ達との
一緒の仕事があるから、
明日はジムに行って
体的にも精神的にも
鍛え直さなければ！！

と、寝る前に気合を入れていた
私だった。