言えなかった気持ち(黒)3 (ページ10)

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｢…い、いや、それって
私も毎回参加するんでしょうか？｣

私が恐る恐るそう聞くと、

日｢いやそうでしょ！
さっきの私の話ちゃんと聞いてた！？
ラウールさんは特にAちゃん
指名なんだから
Aちゃんいないと始まんないって！｣

水｢そうそう！
あの時私でもラウールさんと
打ち解けること出来なかったのに、
Aちゃんいないと
皆さんの素の表情引き出せないって！｣

｢…し、指名って。そ、そんなことないと
思うんですが。｣

…水川さんと日高さんだけで
絶対良いのでは。

私がそう思っていると、

日｢…あ！そうそう！
さっきの電話で今、思い出したん
だけど、目黒さんも
Aちゃんに会いたいって
言ってたみたいよー！｣

ﾄﾞｷｯ

｢…え、め、目黒さんが？｣

水｢あ、そっか！
目黒さん達はAちゃんに
会ってないですもんね。
まぁ、こないだ皆さん
ラウールさんへのお礼を
言いたかったって言ってたけど
目黒さんは特に気になってたっぽかった
もんなー。Aちゃんのこと。｣

…ちょっと前にもそう聞いたけど、

日｢そうそう！
ま、これはまたまた決定事項だから
2人ともよろしくねーん♪
いやー、嬉しいわー！｣

水｢はーい！｣

そう言って2人は何やら
楽しそうにほんと評判良いの続いて
雑誌の売上良かったら
ボーナス良いよね！良いですよね！と
盛り上がっている。

……あ、そこなんだ。
まぁ、会社員だし、
そこは気になるところかもだけど…

……って、私の問題は
そこじゃない！！！

どうしよう、私！！

そう思って1人で自分のデスクで
頭を抱え込んだのだった。