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岩「ラウ。日高さん達が
お前とも話したいってさ。」
ラ「え!?」
阿「そうそう。
で、佐久間もいくら幼なじみ褒められて
嬉しいからってそんなはしゃぐなって。
ほら、あっちで康二も佐久間と
話したいってさ。」
佐「あ、阿部ちゃん!」
そう言ってひーくんと阿部ちゃんが
ズルズルと2人を私の横から
連れ出している。
ふ、2人が神様に見える!!
あ、ありがとうございます!!
そう言って2人を尊敬の目で見てると、
岩「…ラウがごめん。
あいつ、Aちゃんが
佐久間の幼なじみで
目黒の大学の同級生って分かってから
尚更、Aちゃん!Aちゃん!って
うるさくて。」
「…あ、い、いえいえ!!
とんでもない!
私も別に嫌じゃないんですけど
は、恥ずかしかったと言いますか…」
ひーくんが私の隣に座り、手を合わせて
申し訳なさそうにそう言ってきた。
う、うん。
ただ、ちょっと距離が近いし、
そんな褒められると恥ずかしかっただけで、
岩「そう?なら良かった。」
ひーくんがはにかんで私にそう言った。
…お、おう。
やっぱはにかんだ笑顔いいな、ひーくんの。
……あ、そういえば、
「…お、お気遣いありがとうごさいます。
あ、それでその私のこと
知ってられたみたいなのに
黙ってて頂いたのもありがとうございます…」
そうそう。
黙っててくれたんだよね。あえて。
私がそのことをふと思い出して
周りにあまり聞こえないよう声を小さくして
言うと、
岩「…あぁ。全然。」
「いや、ほんとに助かりました!
私の写真?見られたことあるって
おっしゃってましたけど
さっくん私の何の写真見せたんですか?」
そう、それも気になるんだよねー。
私がそう思ってひーくんに聞くと、
岩「……あー、まぁ、普通に
Aちゃんや愛未ちゃんや
大我が一緒に写ってる写真かな。」
「あ、そうだったんですか。」
ひーくんがそう言いながら
目線を少し仰いでいる。
…ん?ちょっと様子おかしいような
気がするけど気のせいかな?
私がそんなひーくんを見ながら
不思議に思っていると、
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作者名:さつき | 作成日時:2021年9月5日 18時