言えなかった気持ち(黒)3 (ページ29)

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ｶﾞﾁｬ

岩｢目黒、マネージャーが呼んでる…
あ、悪い。まだ話し中だった？｣

目｢…あ。岩本くん。｣

｢岩本さん！…じゃないひ、ひーくん。｣

ひーくんが申し訳なさそうな顔をして
ドアを開けてスタジオに入ってきた。

そ、そうだ！！

私も日高さん達待たせてるし、
もう行かなきゃ！！

｢…あ、いや、だ、大丈夫です！
私、もう行くので！
じゃ、じゃあまた後から！｣

と、2人に目線をやって
そう言うと、

ﾊﾟｼｯ

｢……え、めぐ？｣

目｢……俺、まだ色々Aに
聞きたいことあるから。じゃあ後からな。｣

ﾄﾞｷｯ

めぐは私の手を掴んで私の耳元で
そう言った後、何事も無かったように
ひーくんに岩本くんすみません。
今、行きます。と
言って私より先にスタジオから出て行った。

……聞きたいことって。

と、というか、

やっぱり、前にも増して
か、かっこよくなってるような。

…ど、どうしよう！！

親睦会行けないです。って
なんで言わなかったんだ、自分…

私はそう思いながらも
熱くなった耳を抑えて
ドキドキして
しばらくその場から動けなかった。