言えなかった気持ち(黒)2 (ページ41)

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あの後、私がスタジオに戻ると
水川さんがあ、戻って来たね！
あれ？佐久間さんは？
と聞かれたのであー…と
なんて言おうか考えてると
ごめんなさい！！
マネージャーからちょっと
話が合って遅れました！と
わたしの話をしっかり合わせて
戻ってきてくれたさっくん。

私の方をチラッと見て
やれやれと言った顔をして
笑っている。

あ、ありがとう！！
さっくん！！

私も手を合わせて目で必死に
ありがとうと伝えていると、

岩｢…あの、山本さん。｣

｢……あ、は、はい！｣

岩｢…あっちで他のスタッフさん
呼んでます。｣

岩本さんからそう声を掛けられた。

そ、そうだったんだ！
申し訳ない！！

｢…あ、ありがとうございます！
岩本さん！｣

そう言って慌ててスタッフさんの
とこに駆け寄る私。

…そういえば、前にさっくんが
言ってたなー。

照は見た目強面な感じだけど
優しいんだって。

皆さん、良い方達なんだろなー。

私はそう思いながらスタッフさんと
これからの取材のことについて
話していた。

岩｢……佐久間。｣

佐｢ん？何？照？｣

岩｢…マネージャーとの話って
何だったの？｣

ｷﾞｸｯ

佐｢…え、あー、うん！
ちょっと個人の仕事の話！｣

ラ｢えー！そうなんだ！
佐久間くんすごいね！｣

阿｢ほんとほんと。
ちなみに何の仕事？｣

佐｢…う、うん！
まぁまだちょ、ちょっと秘密！｣

ラ｢そっかー！楽しみだね！｣

岩｢………｣