言えなかった気持ち(黒)2 (ページ37)

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早いものでSnowManの皆さんの
取材日となった。

…憂鬱だけど、まぁめぐは
いないわけだし、さっくんに
バレなければ。

うんうん！
今回限りだろうしね！

私がそう思って何とか元気を出そうと
自分で自分に言い聞かせていると、

水｢よし！今日は気合入れてこうね！
Aちゃん！｣

｢…は、はい！そうですね！｣

水川さんが私にそう話しかけてきた。

水｢…でさ、1個聞いていい？｣

｢…な、なんでしょうか？｣

水｢……いやまぁ、いいんだけどさ、
なんでメガネ？確か、Aちゃん
コンタクトだったよね？｣

｢…あ、いや、おしゃれメガネってやつです！
はははっ！｣

…そう。
普段はコンタクトな私だけど
メガネをかけてさっくんに
バレないようにするという。

水｢…でも、それ、伊達じゃなくて
レンズくり抜いたやつだよね？｣

｢え！？なんで分かったんですか？｣

そう、伊達メガネ買おうと思ったけど
大学入るまではメガネだったから
その時のメガネがあったと思って
それをレンズをくり抜いたんだけど…

水｢……いや、普通に分かるよ。
でさ、偽名って言うのも
やっぱりよく分かんないんだけど、｣

水川さんが私が首から下げてる
スタッフ証を見て言う。

｢…そ、そうですか？
あ、いや、まぁほら！
先程言ったように私、親から
あんまりこの仕事賛成されてないし！
それでバレたらちょっとと思って！ははっ！｣

…メガネだけじゃと思って、
名前も山本という偽名を使おうと
水川さんには事前に言っておいた。

ちなみに山本は愛未達お母さんの
旧姓だ。
乱用してすみません…

ごめんなさい！
しかも嘘なんですが！

お母さん達普通に喜んで
旅雑誌も買って見てたし…

私が何とか笑って誤魔化そうとしていると、

水｢……まぁ、ツッコミどころ満載だけど
まぁいっか。
…そろそろ来られるかな、SnowManの皆さん！｣

｢…あ、は、はい。
そうですね、｣

と、何となく納得行ってないような
水川さんだったが
仕事モードになり、私も
そろそろ皆さん来るんじゃないかと
ビクビクしていると、