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向｢…って、感じでなー！｣
目｢……ふーん、そうだったんだ。｣
向｢そうそう！
でな、その後、Aが本当は
怖くて1人で寝られないから
お兄ちゃん、一緒に寝てくれる？
って言ってきたのがまた可愛くてな！｣
目｢……いや、聞いてないけど。｣
向｢そうか？
あ、後な、｣
目｢…いや、もういいって。
分かったからさ、康二とAの
出会いの時の話は。｣
向｢えー？これからが面白いんやけどな！
…ま、安心しぃって！
別に俺、Aのこと妹として
可愛いってしか思ってへんからさ！｣
目｢……俺、別に何も言ってないけど。｣
向｢そうなん？
てっきり、さっき話した
Aいじめてた男の子と
一緒で俺にヤキモチ焼いたんかと、｣
目｢…誰が小学生男子と一緒なんだよ。｣
向｢…ま、ええけどさ！
俺はめめの方が羨ましいけどなー♪｣
目｢は？俺？｣
向｢おん！
だって、めめには最初っから
A、懐いてたしな！｣
目｢…それは康二がいたから
じゃない？｣
向｢いや、ちゃうって！
めめのこと出会った時から
信用してたし、
家でもめめの話ばっかりやし、｣
目｢……ふーん。｣
向｢あ、めめ、照れてる！？｣
目｢…うっさい。
てか、Aって変わってないな。
男子に立ち向かうの本当は
怖かっただろうにさ、｣
向｢…そやなー、めめがこないだ
言ってた芯がしっかりしてる
言うことなんやろうな。｣
…あれは本当、嬉しかったよな、俺も。
目｢……俺さ、あいつのああいうところが、｣
めめがそう言いかけたところで、
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年7月24日 11時
