ドリームアゲイン(黒)番外編 (ページ36)

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その後、Aとは別れて
教室に戻った。

そして、部活に行く前に
さっきのファンフラブの人達が
ご、ごめんなさい、目黒くん！
と言ってサッカーシューズを始め
最近、なくなったものを
返してくれたので一安心した。

…これもAのおかけだよな。

てか、本当に怪我大丈夫だったんだよな？

俺は部活からの帰り道、
家まで帰りながらそう思っていると、

向｢さっくん、ありがとな！
A、家まで送ってくれて！｣

｢さっくん先輩、ありがとうございました！｣

佐｢全然いいって！
今日、部活の時皆、話盛り上がって
遅くなっちゃったしね！
康二もめめも部活終わる時間
違うしね！｣

…あ、佐久間くん。

A、家まで送ってくれてたのか。

というか、今、帰りなら
俺も終わる時間大体一緒だったし、
Aも言ってくれれば。

そう1人でイライラしていると、

向｢ほんま、優しいなー、
さっくんは！
あ、じゃあまたな！｣

｢うん、ほんとに！
じゃあまた部活でですね！
さっくん先輩！｣

佐｢にゃはは！照れるって！
じゃあねー、2人とも！｣

…あ、やば。

そう思った時には
佐久間くんがこっちに向かって来ていて、

佐｢…お！めめじゃん！
今、帰り？｣

目｢…あ、はい。｣

佐｢そっか、そっか！
俺もちょうど今、Aちゃん
送って行ったところで、｣

目｢あの、佐久間くん！｣

佐｢ん？どったの？めめ？｣

俺は佐久間くんの話を遮って、

目｢…佐久間くんって
Aのこと好きなんすか？｣

佐｢…へ？｣

俺は気づいたらまたそんなことを
佐久間くんに聞いていた。

…あ。また、しまった！！